スーパーやコンビニでよく目にするカット野菜。鮮度などが気になって使ったことがない…という方こそ必見! ここ数年で商品のバリエーションが増え、使い勝手もますます向上しています。今回は、今人気のアイテムを使った便利な食べ方アイデアを野菜ソムリエプロの根本早苗先生に教えてもらいました。
いま、どんなカット野菜が人気?
生食用のキャベツの千切り、ベビーリーフ、袋から出してそのまま調理できる炒め野菜ミックス、カットごぼう&にんじんなどが定番人気。くわえて、鉄板焼き用、八宝菜用など特定の料理向きのものや、手間のかかる料理工程を済ませたもの(皮むきさといもや、刻み青ねぎ)など、どんどん種類が増えています。スーパーマーケットではカット野菜の売り場が広くなり、コンビニでもカット野菜の取り扱い種類が増えてきました。
新鮮? 安全? カット野菜の気になる疑問
カット野菜を使う際に気になる3つの疑問について、根本先生に聞いてみました。
疑問1「カット野菜って新鮮なの?」
カット野菜=鮮度が悪いというイメージを持たれることもありますが、カット野菜に使われる野菜は、産地から直送され、すぐに洗ったり、切ったりといった加工をして、袋詰めしているので新鮮です。
疑問2「洗浄に使う薬剤は安全なの?」
カット野菜を洗浄する際などに使用する薬剤の多くは、水道水の殺菌にも使われている安全なもの。さらに、衛生管理を徹底した環境で袋詰めしているので衛生面でも安心です。
疑問3「パサついたりしていない?」
カット野菜を食べてみて驚くのは、みずみずしいこと。鮮度を保つ工夫がされたパッケージを使っているからです。賞味期限は、未開封なら3~4日間。開封したものは、その日中に食べ切りましょう。
野菜不足が簡単に解消! カット野菜の使い方テクニック
カット野菜を賢く使うコツは、いつもの料理にどんどん加えること。市販品でも手作りの料理でもOKです。生食用を加熱してカサを減らしたり、冷凍食品と組み合わせて時短したりと、活用アイデアは無限大!
【ベビーリーフ】コンビニ食材で作る、オリジナルサラダ
コンビニの定番サラダに飽きたら、ベビーリーフに好みの食材をあわせてオリジナルサラダに。タンパク質多めにしたいならゆで卵やサラダチキン、チーズをプラス。根本先生のおすすめは、ベビーリーフをゆで卵、プチトマト、ナッツで飾るリングサラダです。
【千切りキャベツ】ふだんの料理にどんどんちょい足し!
千切りキャベツは加熱するのがおすすめ。カサが減ってたっぷり食べられます。焼きそば、チャーハンなどのいつもの料理に加えるだけで、野菜不足解消メニューに。根本先生のおすすめは、卵やベーコンと一緒に電子レンジで加熱するだけの巣ごもりスープ。
【カットごぼう&にんじん】炒めものだけでなく、アレンジは自由自在
カットごぼう&にんじんは、きんぴら炒めだけでなく、意外と使い道が広いんです。たとえば、カットごぼう&にんじんを米の上にのせ、ベーコン、顆粒だしを加えて、普通に炊飯すれば炊き込みごはんに。短く切ってひき肉に加えて根菜バーグにしたり、豚汁の具材にしても。
【炒め野菜ミックス】冷凍食品にちょい足しして時短調理
カット野菜と冷凍食品を組み合わせれば、包丁&まな板不要の超時短調理が可能です。たとえば、炒め野菜ミックス×『特から®』。ポイントは、『特から®』をあらかじめ電子レンジで温めておくこと。唐揚げにはすでに火が通っている状態になるので、野菜とさっと炒め合わせれば出来上がり!
カット野菜は冷凍もできます!
未開封のカット野菜は、買ってすぐに冷凍保存しておくと必要なときにすぐに使えて便利。千切りキャベツやベビーリーフなど、生で食べることが前提のカット野菜は冷凍には不向きですが、加熱して食べる炒め野菜ミックス、カットごぼう&にんじん、きのこミックスなどは、冷凍しても食感がほとんど変わらないので、冷凍保存に向いています。
【冷凍方法】
カット野菜の袋を少し開封して空気を抜き、袋のまま冷凍用保存袋に入れてできるだけ空気を抜いて密閉して冷凍する。冷凍庫で2~3週間保存可能。ごぼうやにんじんなどの根菜のカット野菜は真空パックされているものが多いため、そのまま冷凍できる。
【解凍方法・食べ方】
凍ったまま、加熱調理して使う。