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【ラ・フランスの保存】食べ頃の見極め方法も!

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ラフランスの写真

9月~12月頃、初秋から冬にかけて出回るラフランスは完熟前なら常温で1~3日、完熟後は冷蔵で3~4日保存できます。今回は完熟の見極め方、追熟の方法とみずみずしさを守る保存テクニックを野菜ソムリエの根本早苗先生が詳しく解説。さらに、食べきれなかったときに便利な冷凍・解凍方法も紹介します。

保存前にラフランスの状態を見極めよう

ラフランスは完熟前、完熟後で保存方法が異なります。ラフランスの状態は表面の色や軸のまわりの様子、香りなどで確認しましょう。

完熟前のラフランスの写真/完熟したラフランスの写真

完熟前の状態

  • 軸が緑色で真っ直ぐ立っている
  • 軸のまわりの皮がピンと張っている
  • 軸がみずみずしく張りがある

⇒【常温保存】で追熟させる

完熟した状態

  • お尻が黄色~茶褐色になっている
  • 軸が茶色になり、軸と軸のまわりの皮がシナシナとしている(シワが見える)
  • 甘い香りがする

⇒すぐ食べるなら【冷蔵保存】へ
⇒長期保存するなら【冷凍保存】へ

【完熟前のラフランスの保存方法】直射日光を避け、ポリ袋で常温保存

完熟前のラフランスは、食べごろになるまで常温に置いて追熟させます。

【保存方法】

キッチンペーパーに包みポリ袋に入れた写真

ラフランスが乾燥しないようキッチンペーパーで完全に包んでポリ袋に入れる。直射日光と冷暖房の風が当たらない室内に保存(完熟まで1~3日、完熟してからは3~4日保存可能)。ラフランスの追熟具合は個体差が大きいので、こまめに様子をチェックする。

POINT

一緒にりんごを入れると、りんごが発するエチレンガスがラフランスの追熟を早めてくれる。逆に追熟を遅くしたい場合は、キッチンペーパーに包んでからポリ袋に入れ、野菜室に保存する(【ラフランスの冷蔵保存】)。

【完熟ラフランスの冷蔵保存】乾燥を防いで野菜室で保存

完熟したら野菜室で保存します。完熟前のラフランスで追熟を遅くしたい場合も、同様に冷蔵保存しましょう。

【保存方法】

ポリ袋に入れた写真

キッチンペーパーで完全に包み、ラフランスから蒸発した水分で結露が発生するのを防ぐ。さらにポリ袋に入れて乾燥を防ぎ、野菜室へ(完熟の場合は冷蔵で3~4日、完熟前は冷蔵で7~10日保存可能)。

POINT

一度冷蔵したものを常温で追熟させる場合は、温度変化で傷む速度が早まるため熟度をこまめにチェックする。

【完熟ラフランスの冷凍保存】レモン汁で変色を防ぐ

完熟してもすぐに食べない場合は冷凍保存しましょう。全解凍すると食感がやわらかくなるので、シャーベットのように食べるのがおすすめです。

1 半分にカットし、切り口にレモン汁を塗る

半分にカットしたラフランスにレモン汁を塗る写真

切り口が変色するのを防ぐため、カット後すぐにレモン汁を塗る。市販のレモン果汁でも良い。

2 ラップでぴったりと包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍庫へ

ラフランスを冷凍用保存袋に入れた写真

断面にラップをぴったりと密着させて包み、冷凍用保存袋に入れる。金属製のバットにのせて急速冷凍する(冷凍で約1ヵ月保存可能)。

POINT

皮をむいてカットした場合も、切り口全体にレモン汁をまぶしてから冷凍用保存袋に入れて冷凍庫で保存する。

【解凍方法・食べ方】

凍ったままか半解凍の状態で、スプーンですくってシャーベットのように食べる。

半解凍の写真

冷蔵庫で2~3時間で半解凍の状態になる。種の部分もスプーンでくり抜ける。

コンポートにしてから冷凍するのもおすすめ!

電子レンジで加熱してコンポートにしてから冷凍すると、変色せずきれいに冷凍できます。冷凍すると果肉の組織が壊れるため、解凍後はトロトロ食感に!

ラフランスのコンポートの写真

材料
  • ラフランス…1個(正味約200g)
  • リンゴジュース…50ml ※ジュースの代わりに水50ml+砂糖25gでも良い
  • レモン汁…小さじ1
作り方
  1. ラフランスの皮をむいてくし形に切り、すべての材料を耐熱ボウルに入れる。
  2. ❶のボウルにラップをふんわりとかけ、600Wの電子レンジで約6分加熱する(かたい場合はラフランスの上下を返してさらに3分加熱する)。
  3. 粗熱をとり、冷凍用保存袋や保存容器に入れて冷凍庫へ(冷凍で約1ヵ月保存可能)。食べるときは冷蔵庫で約30分、自然解凍する。
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