梨のみずみずしさをキープする保存方法を、野菜ソムリエプロの根本早苗先生が解説します。梨は傷みやすくデリケートな果物。キッチンペーパーとラップでしっかり包んで乾燥から守りましょう。記事末尾では、長期保存できる冷凍テクも紹介します。
【梨の冷蔵保存】しっかり包んで10日間保存
買ってきた梨は常温に置かず、すぐに「冷蔵」保存しましょう。
冷蔵方法
1 キッチンペーパーで1個ずつ包む
キッチンペーパーが1枚で足りない場合は、2枚重ねて使うとよい。梨は洗わなくてOK。
2 ラップで全体を包み、ポリ袋に入れる
キッチンペーパーの上からラップで包み、ポリ袋に入れて口を閉じる。ポリ袋には複数個まとめて入れてもOK。
3 ヘタを下にして置き、冷蔵庫で保存する
ヘタを下にすることで梨の呼吸が抑えられ、鮮度の劣化がゆるやかになる。2、3日に一度ポリ袋の中を確認し、キッチンペーパーが湿っているようであれば新しいキッチンペーパーに取り替える。冷蔵庫で2週間保存可能。
【梨の冷凍保存】くし切りにして、1ヵ月保存
梨をくし形切りにして冷凍する方法。シャーベットやコンポートのような食感を楽しめます。
冷凍方法
1 くし形切りにして皮と芯を除き、ラップで包む
洗った梨を8等分のくし形切りにし、皮をむき、芯を取り除く。ラップに並べ、ぴったりと包む。
2 冷凍用保存袋に入れ、金属製バットにのせて冷凍庫で保存する
冷凍庫で1ヵ月保存可能。
解凍方法/食べ方
15分解凍でシャリシャリ食感のシャーベット風に。
冷凍庫から取り出して15分程で半解凍状態に。シャリシャリ感が残る、シャーベットのような食感を楽しめます。暑い時期は早く解凍されるので、5分ずつ様子を見ながら解凍しましょう。
30分解凍で甘みたっぷりのコンポート風に
半解凍からさらに15分ほど置くと、コンポートのようなトロっとした食感に。濃厚な甘みが味わえます。暑い時期は早く解凍されるので、こちらも5分ずつ様子を見て解凍しましょう。