お近くの公園にご家族や友人とお弁当を持って出かけるピクニックは、楽しい休日の過ごし方のひとつ。晴れた日ならば青空のもと、みんなでお弁当を囲めば会話も弾み、気持ちのよい時間が過ごせるのではないでしょうか。
今回のテーマは、ピクニックに持っていきたくなるようなサンドイッチ。シンプルですが、いつもとひと味違ったサンドイッチのレシピを料理講師の中村美穂さんに紹介していただきます。
■プロ直伝の卵サンドのレシピもチェック!
「手作り」サンドイッチの定番は、やはり“たまご”
ほほえみごはんでは、『あなたが休日のピクニックに持っていきたい「手作り」サンドイッチの定番は何?』と題して、普段みなさんがどのようなサンドイッチを作っているのか、アンケートを実施しました。選択肢は「ハムサンド」「ツナサンド」「たまごサンド」「その他」の4つ。結果はこちらです!
1位:たまごサンド(67%)
2位:ハムサンド(18%)
3位:ツナサンド(8%)
4位:その他(7%)
定番のたまご・ハム・ツナサンドの中でも、約7割の票が集まったのは、たまごサンド!編集部でも「プリプリとした白身の食感がクセになる」「たまごの甘みがクリーミーで食べやすい」などの意見がありました。シンプルでありながら大人も子どもも親しみやすく、作るのが簡単ということで、票が集まったのかもしれません。
これらの定番サンドイッチの具材にひと手間加えた、アレンジサンドを作ってみましょう!いつもよりもっと美味しいサンドイッチを作ることができますよ。
【アレンジサンド紹介】定番サンドも、ひと手間で新鮮な1品に様変わり!
具材を加えてちょっと豪華に!アレンジたまごサンドを紹介
◎鮭とブロッコリーのたまごサンド
このサンドはお惣菜サラダとしてスーパーで見かける「ブロッコリーたまごサラダ」をアレンジして、たまごのクリーミーな味と相性が良い鮭を加えました。ちょっと豪華でボリュームもあるサンドイッチに、お子さんもきっと喜んでくれるでしょう。
<材料 1人分>
① 冷凍ブロッコリーは袋の表記に従って解凍し、3cm程度に粗く刻む。甘塩鮭は焼いた後にほぐしておく
② ゆでたまごをフォークで粗くつぶしてマヨネーズを加え、①と一緒に混ぜる
③ 切り込みを入れたロールパン(好みで粒マスタードを塗る)に②をはさむ
◎ベジタブルベーコンエッグサンド
次にご紹介するのは、短時間でできて栄養バランスにすぐれた「ベジタブルベーコンエッグサンド」。海苔のつくだ煮が味のアクセントになった、食べ応えがあるサンドイッチです。
<材料 1人分>
- 食パン(6枚切り…※お好みで8枚切りや12枚切りなどでもOK)…2枚
- 生たまご…1個
- ベーコン…30g
- 千切りキャベツ…30g
- アスパラ(斜め薄切りにカットしたもの)…1/2本分
- 赤パプリカ…1/4個
- マヨネーズ、海苔のつくだ煮…適量
① 食パンの耳を切り落とす
② フライパンで、ベーコン、カットしたアスパラと赤パプリカを軽く炒め、塩こしょうをふる
③ ②の上からたまごを落として具材入りの目玉焼きを作る
④ パンを2分ほどトーストし、片面に海苔のつくだ煮を塗る。パンに千切りキャベツと③の具材入りの目玉焼きを乗せ、マヨネーズを加えてはさむ
⑤ 好みの形にカットする
アクセントひとつで、“和風”にも“おやつ用”にも変身!アレンジハムサンドを紹介
◎ハムチーズ海苔サンド
このサンドは、焼き海苔の香ばしい風味がアクセントになる「ハムチーズ海苔サンド」。ハムサンドに海苔の香りが加わり、深みのある味わいになります。
<材料 1人分>
① 食パンは耳を切り落とし、片面にマスタードとマヨネーズを塗る
② ①にロースハムスライス、スライスチーズ、火で軽く炙った焼き海苔、サラダ菜をはさむ
③ お好みの形にカットする
◎生ハムチーズジャムサンド
4品目は、フルーティーなジャムとハムの塩気がマッチした「生ハムチーズジャムサンド」。上品な甘さのサンドイッチなので、家族のピクニックに作って持っていけば、親子一緒に美味しく食べられるおやつにもなるでしょう。
<材料 1人分>
① 食パンの耳を切り落とし、片面にジャムを塗る
② ジャムの上からクリームチーズを厚めに塗り、生ハムをはさむ
③ お好みの形にカットする
野菜をプラスし健康的に!アレンジツナサンドを紹介
◎ほうれん草ツナサンド
こちらは、野菜も一緒に食べられる「ほうれん草ツナサンド」です。もっと野菜を食べたい時は、お好みでにんじんや玉ねぎのみじん切りを入れてもOK。ぜひ一度試してみてください。
<材料 1人分>
① 食パンの耳を切り落とす
② 冷凍ほうれん草を袋の表記に従って解凍して、水気を絞ってみじん切りにする。ツナは油を切る
③ ②の解凍したほうれん草を、ツナとマヨネーズと一緒に混ぜ、パンにはさむ
④ お好みの形にカットする
◎れんこんひじきツナサンド
シャキシャキとした食感を楽しめる「れんこんひじきツナサンド」。楽しく食べながら食物繊維もとることができます。
<材料 1人分>
① 食パンの耳を切り落とし、ツナ缶は開封して油は捨てずにとっておく
② 皮をむいて薄切りにしたれんこんを5分ほど水にさらし、水気をとっておく
③ ②に軽くお酢を振って器に移し、ラップをかけて電子レンジで2分ほど加熱して冷ます
④ ③に、ツナと缶に残った油、ひじき、マヨネーズを混ぜる
⑤ ④をサニーレタスをしいたパンにはさむ
⑥ お好みの形にカットする
サバや厚焼きたまごをサンド!?意外性満点のサンドイッチレシピ2選
「人をびっくりさせられるようなレパートリーが欲しい!」という方のために、一風変わったサンドイッチレシピを2品紹介しましょう。
美味しさに斬新さが相まって、お子さんや旦那さんをきっと驚かせることができるはず。
◎サバサンド
喫茶店やおしゃれなカフェなどで見かけることのある、トルコ発「サバサンド」。実はご家庭でも、手軽に作ることができます。サバとサンドイッチという意外な組み合わせですが、ビックリするぐらいマッチします!ぜひチャレンジしてみてください。
<材料 1人分>
- フランスパン(厚さ3cm)…4切れ
- 塩サバ(半身)…1枚
- トマト(1cm幅のスライス)…2〜3枚
- サニーレタス…30g
- マヨネーズ、バター、黒コショウ…適量
① 塩サバを2等分し、アルミホイルにのせ、グリルまたはトースターで焼く
② フランスパンは片面にバターを薄く塗り、その上からマヨネーズを塗って黒コショウを軽く振る
③ スライスしてキッチンペーパーで水気を拭きとったトマト、サニーレタス、①のサバを、②ではさむ
◎厚焼きサンド
関西では、たまごサンドいえば厚焼きたまごをはさむ「厚焼きサンド」がよく食べられています。普通のたまごサンドよりもボリューミーで、焼き加減によって好みの食感に調理できるのが嬉しいところ。ぜひレパートリーに加えてみてください!
<材料 1人分>
① ボウルにたまごを溶き、牛乳、みりん、はちみつ、塩を混ぜ、油を塗ってあたためたフライパンに流し、箸で大きく混ぜる
② 半熟になったら弱火にし、端を4辺折り、食パンのサイズに合わせて正方形にととのえる。裏返してフタをして火を通し、冷ます
③ 食パンにバターとマヨネーズを薄く塗ったら②をはさみ、耳を切り落とす
手間なく、美味しく、見た目良く。冷凍食品を使ったサンドイッチレシピ
最後に、冷凍食品を使ったお手軽サンドイッチの作り方を紹介します。
「時間がないけど、美味しくて見栄えも良いサンドイッチを作りたい」という方は、ぜひこのレシピを参考にしてみてください。
◎ミニハンバーガー
丸パンとハンバーグを使えば、ミニハンバーガーだって作ることができます。冷凍食品のミニハンバーグとほうれん草バター炒めを組み合わせれば、ジューシーなミニハンバーグにほうれん草バター炒めの旨味が加わり、お子さんも大満足の1品に。
<材料 1人分>
- 丸型パン…2個
- 冷凍ミニハンバーグ…2個
- 冷凍ほうれん草バター炒め…2個
- ケチャップ、オリーブ油、塩こしょう…少々
① 冷凍ミニハンバーグと冷凍ほうれん草バター炒めを袋の表記に従って解凍する
② パンを横半分にスライスし、①を乗せてケチャップをかけてはさむ
具材を工夫し、「サンドイッチ」のレパートリーを広げよう!
「サンドイッチ」と聞くと、たまごサンド、ハムサンド、ツナサンドなど定番レシピばかりになりがちですが、はさむ具材を工夫してレパートリーを増やしてみましょう!
いつもとは違うサンドイッチをピクニックに持っていけば、家族との会話ももっと弾み、何気ない休日がちょっと特別な1日になりますよ。
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