夏になると食べる機会が増えるそうめん。ゆですぎて、余ってしまうこともありますよね。そんなときは冷凍保存がおすすめ。冷凍したそうめんはさっと熱湯でほぐせばすぐに美味しく食べることができます。そうめんの冷凍方法と解凍方法、使い方を料理研究家の吉田瑞子先生が紹介します。
【そうめんの冷凍】ゆで時間は短め&しっかり水気をきるのがポイント!
ゆでたそうめんを冷凍する場合は、ゆで時間を短めにした方が、解凍したとき美味しくいただけます。多めにゆでて余ってしまったそうめんも、同じ方法で冷凍可能です。
【冷凍方法】
1 そうめんは表示時間より20〜30秒短めにゆでる
ゆでたそうめんは、時間が経つほどのびてやわらかくなりやすいので、通常よりゆで時間を短くし、かために仕上げる。
2 ザルにあげて流水で洗い、しっかり水気をきる
ゆで上がったそうめんをザルにあげ、流水で洗い、しっかり冷やす。そうめんが十分に冷えたらザルを振ってよく水気をきる。さらにそうめんを手で優しく押して残っている水分をしっかり出す。
POINT
水分が多いと、味が落ちやすいので、しっかり水気はきること。
3 冷凍用保存袋に入れて冷凍する
1食分ずつ冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、冷凍する。1ヵ月程度保存可能。
【解凍方法】
熱湯を張ったボウルに凍ったそうめんを入れる。菜箸でそうめんをほぐす。ほぐれたらすぐにお湯を捨て、水で洗い、冷めたら水気をきる。お好みで薬味を添え、冷たいそうめんとしてつけ汁につけていただく。
POINT
自然解凍は食感が悪くなるので、向いていない。また、電子レンジ加熱だと、そうめんがやわらかくなりすぎるので、熱湯で解凍するのがおすすめ。
【冷凍そうめんのアレンジ】凍ったまま調理可能!
冷凍したそうめんは、冷たいそうめんとして食べることも可能ですが、加熱調理をするとより美味しくいただけます。おすすめ調理をピックアップ!
【アレンジ①】そうめんチャンプルーに!
冷凍したそうめんは、そうめんチャンプルーにすれば立派なおかずに。ゆでてから冷凍したそうめんは1人分(約260g)につき、電子レンジ(500W)で1分30秒加熱し、半解凍状態にする。フライパンで具材を炒めたところにそうめんを加え、全体を炒めて調味すればできあがり。
【アレンジ②】にゅうめんに!
そうめんを温かく煮ていただくにゅうめんなら、凍ったまま調理できるので簡単。鍋に煮汁を入れて煮立て、具材を煮る。具材に火が通ったら、ゆでてから冷凍したそうめんを凍ったまま加え、菜箸でほぐしつつ、再度煮立ったら完成。
冷凍したそうめんをお弁当に持って行くときは?
冷凍したそうめんをお弁当に持って行くときは、チャンプルーなど加熱調理してから持っていくのがおすすめ。凍ったまま持って行き自然解凍したそうめんは、食感が悪く、あまり美味しくない。つけ汁につけて冷たいそうめんとして食べる場合は、必ず解凍してからお弁当箱に詰めて。
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