忙しいときでも簡単に味噌汁が作れると、じわじわ人気が高まっている「味噌玉」。好みの具材と味噌を合わせるだけの簡単さが支持されているんです。
今回はそんな味噌玉の基本の作り方と具材のバリエーション、さらには約1ヵ月も日持ちする冷凍方法までをご紹介!
「味噌玉」の基本の作り方
「味噌玉」とは、手作りのインスタント味噌汁のこと。作り方はとても簡単! かつお節や顆粒だしと味噌、具材を合わせ、1食分ずつ丸めてラップで包むだけで完成です。食べるときは、お湯をかけるだけでOK。
*最長1ヵ月保存可能! 味噌玉の冷凍方法
ラップに包んだ味噌玉は冷凍用保存容器に入れれば、冷凍できます。冷蔵では日持ちは約1週間ほどですが、冷凍なら約1ヵ月ほど保存可能に。冷凍した場合も、お湯をかけるだけですぐに食べられます。
【具材の選び方】おすすめ例/NG例
冷凍も可能な、味噌玉におすすめの具材と、避けた方がいい具材を紹介します。おすすめの具材はいずれもキッチンで余りがちな食材。半端に余った場合や使いきれないときは、味噌玉にすると食材がムダにならず一石二鳥です!
*味噌玉におすすめの具材
【乾物】
かつお節、とろろ昆布、乾燥麸、高野豆腐、乾燥わかめ、焼海苔、乾燥あおさ、桜えび(素干し)、青のり、塩昆布、ごま
【香味野菜】
大葉、みょうが、生姜、長ねぎ、小ねぎ、にんにく
【漬物】
梅干し、柴漬け、野沢菜漬け、キムチ(いずれも塩気が多い場合は味噌の量は少なめに)
【ごはんのおとも】
佃煮海苔、鮭フレーク、なめたけ(すべて開栓後、時間の経っていないもの)、じゃこ
【そのほか】
油揚げ、天かす
*味噌玉におすすめしない具材
【豆腐】
冷凍したい場合は、食感が変わるため不向き
【根菜類】
にんじん、れんこん、ごぼう、大根などの根菜、かぼちゃや、いも類は、お湯を注ぐだけだと中まで火が通らないため不向き。ゆでて冷ませば使用可
バラエティ豊か! 味噌玉アレンジ5選
使う味噌は好みのものでOK。食べるときに注ぐお湯の量は、お好みや具材の塩加減で調整してください。
【わかめ・ねぎ・麸】定番味噌汁も味噌玉に
材料(1食分)
- 味噌…大さじ1
- かつお節…小さじ1
- 乾燥わかめ…約2g(大さじ1程度)
- 小ねぎ…1本
- 乾燥麸…3~4個
小ねぎの香りが食欲をそそる、定番の味噌汁です。乾燥麩はお湯でよく戻してから食べましょう。
【なめたけ・青のり】余りがちな食材が、香り豊かな味噌汁に
材料(1食分)
- 味噌…小さじ2
- かつお節…小さじ1
- なめたけ…小さじ1
- 青のり…小さじ1/2
具材はシンプルながら、青のりの香りが際立ちます。なめたけを多く入れ過ぎると水っぽくなり、味噌玉の形がまとまりにくくなるので注意。
【とろろ昆布・梅干し・ねぎ】食欲がないときにも
材料(1食分)
梅干しの酸味でさっぱり! とろろ昆布は、味噌玉を丸めてからまわりにふわっと付けるようにして。
【柴漬け・小ねぎ】シャキシャキ食感が心地良い!
材料(1食分)
- 味噌…小さじ2
- かつお節…小さじ1
- 柴漬け(刻む)…2~3切れ分
- 小ねぎ(刻む)…1本分
柴漬けがなければ、常備している漬物で。小ねぎもみょうがなどご家庭にある香味野菜でOKです。
【生姜・みょうが・大葉】さわやかな風味と食感
材料(1食分)
3種の薬味の香り豊かな味噌玉。傷みやすい大葉なども味噌玉にして冷凍すると長持ち。水分をよく拭きとってから刻んで入れましょう。