自宅でタピオカを作ってみませんか? 今回は初心者さんでもわかりやすいタピオカの作り方を徹底解説します。お店のようなタピオカミルクティーをはじめ、アレンジ自在のタピオカスイーツ、さらに一度ゆでたタピオカの保存方法まで紹介します。
色は? 大きさは? 乾燥タピオカはどれを買えばいい?
最近はスーパーや100円ショップでも手に入るようになったタピオカ。さまざまな色やサイズがありますが、材料は同じ「キャッサバ」という芋の一種ですので、味に違いはありません。大粒の方はもちもちとした弾力があり、小粒は心地よいつぶつぶ感を楽しめますので、用途や好みによって使い分けるといいでしょう。
今回は大きめサイズの黒タピオカを使って、タピオカミルクティーの作り方を紹介します。
太めのストローも用意しておくといいでしょう。
【タピオカの作り方】30分ゆで+30分保温
乾燥タピオカを戻すには1時間かかります。一度にたくさん作ってストックしておくと便利です。
5~6㎜大の乾燥タピオカ50gの場合
1 鍋に湯を沸かし、沸騰したらタピオカを入れる
乾燥タピオカ50gに対し、湯の量は1リットルほど。湯が対流するように大きめの鍋を使うと良い。
【POINT】必ず「沸騰」させること
湯が沸騰する前にタピオカを入れると、鍋底にタピオカがくっついてしまうので注意。ぐつぐつと沸騰させてから入れること。
2 ふたをして、中火で30分ゆでる
中火にしてふたをし、そのまま30分ゆでる。
【POINT】中火をキープ
ふたをしても火は弱めないこと。鍋の中で湯が対流を続けることで、タピオカが鍋底にくっつきにくくなる。
3 火を止め、ふたをしたまま30分置く
30分ゆでて火を止める。そのまま余熱でゆっくりと中心までやわらかくする。
これ以上加熱すると火が通りすぎて弾力がなくなってしまうので、ゆで時間は厳守。
【POINT】ふたは取らないこと!
保温の間にふたを取ると、湯の温度が下がり、タピオカに芯が残ってしまうので注意。
4 ざるに上げて流水にさらす
30分保温したタピオカは、弾力がありつつも中心までやわからかくなったベストな状態。
ざるにあげ、やさしく混ぜながら流水にさらす。その後よく水気をきる。
自家製タピオカが完成!
タピオカの完成。ミルクティーやスイーツにトッピングして楽しみましょう。
■小粒タピオカの場合
2㎜大の乾燥タピオカをゆでる場合は、ゆで、保温時間をそれぞれ15分ずつにする。
定番の「タピオカミルクティー」を作ろう!
タピオカを入れたグラスにアイスミルクティーを注げば、人気のあのメニューに。太めのストロー使って飲みましょう。できたてのタピオカは、お店のものよりもぷるぷる感がアップしているかも!
アレンジ自在! タピオカ尽くしのスイーツアイデア
※どのサイズ/色のタピオカも使えます。
「ココナッツミルクタピオカぜんざい」
タイの定番おやつ。タピオカのぷるぷる感とあずきのほっくり食感の違いが楽しめる1品。ココナッツミルクの甘さが後を引きます。
おすすめのタピオカ:小粒、白
ココナッツミルク、牛乳、ゆであずきを混ぜ合わせて冷蔵庫で冷やし、タピオカとともに器に盛る。
「ぷるぷるタピオカアイス」
バニラアイスのひんやり感と、タピオカのぷるぷる弾力がマッチ。濃いめのコーヒーをかければ大人味に。
おすすめのタピオカ:大粒、黒
バニラアイスを器に盛り、タピオカを添える。
「カラフルタピオカパンケーキ」
カラフルタピオカがインパクト満点! ホイップクリームをソース代わりにいただきます。
おすすめのタピオカ:大粒、カラー
パンケーキやホットケーキにホイップクリームやタピオカをのせ、粉砂糖をふりかける。
ゆでたタピオカは「冷凍保存」がおすすめ!
タピオカは一度にたくさんゆでて冷凍ストックしておくと、少量ずつ使えて便利です。冷凍してもぷるぷる感を保つコツを紹介します。
冷凍方法
- ゆでたタピオカは、食べやすく小分けにしてラップにのせる。
- 砂糖を少々まぶし、ラップで包む。
- 冷凍用保存袋に入れてしっかり口を閉じ、冷凍庫で保存する。2週間程度保存可能。
■砂糖をまぶすことで、タピオカ同士がくっつかず、ぷるぷるした弾力が保たれる。
解凍方法/使い方
電子レンジ(600W)で30秒加熱し、スプーンで軽くほぐす。
■ 小粒タピオカの場合
食べやすく小分けにしてラップにのせ、砂糖を少々まぶして包み、冷凍保存袋に入れて冷凍する。
解凍する時は、電子レンジ(600W)で10~20秒加熱し、スプーンで軽くほぐして使う。