付け合わせに定番のマッシュポテトのレシピをご紹介。電子レンジとポリ袋を使えば、マッシャーも鍋も生クリームも不要で、超なめらか! フードコーディネーターの中村美穂さんに教えてもらいました。さらに、冷凍のプロ・ニチレイならではの冷凍保存方法や、冷凍マッシュポテトの活用アイデアもあわせて解説します。
マッシュポテトのレシピ

材料(4人分)
- 厚手のポリ袋
- 麺棒
※準備するもの
作り方
1 じゃがいもを電子レンジで加熱する

じゃがいもは皮をむいて1cm厚さのいちょう切りにし、水洗いして水気をきり、耐熱ボウルに入れる。分量の水を加え、ふんわりラップをかけて電子レンジ(600W)で約7分加熱。軽く混ぜて1〜2分おき、水分をなじませる(少しおくことで熱さが落ち着き、ポリ袋に移しやすくもなる)。
●なめらかに仕上げるコツ
じゃがいもはしっかり火を通して柔らかくする。加熱後、じゃがいもに水分を十分に吸わせることも大切。
2 ポリ袋に入れ、麺棒で押し潰す

じゃがいもを水気とともに厚手のポリ袋に移し、熱いうちに麺棒で袋の上から両手で押しつけるようにして潰す。ある程度つぶれたら麺棒を転がし、粒が残らないようにまんべんなく潰す。
*耐熱ボウルでつぶしてもOK!

麺棒がない場合には、じゃがいもの加熱に使った耐熱ボウルでつぶしても。
3 ポリ袋に材料をすべて入れ、手でもみ込む

2のポリ袋にバター、塩、こしょうを入れ、牛乳を少しずつ加えながら手でもむようにして混ぜ合わせる。
●なめらかに仕上げるコツ
手でじゃがいもの粒を探って潰すとよりなめらかになる。
4 ボウルに移して電子レンジで加熱し、泡立て器で混ぜる

耐熱ボウルにポリ袋の材料を移し、ラップをかけずに電子レンジ(600W)で約2〜3分加熱して温め、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。
●なめらかに仕上げるコツ
仕上がりの目安は、全体になめらかさが均一になり、泡立て器ですくってぽってりと落ちるくらい。冷めるとかたくなるので、ややゆるめに仕上げるのがベスト。
5 なめらかマッシュポテトの完成!

じゃがいもの粒はほとんど感じず、口当たりなめらか。生クリームなしでここまでマイルドに仕上がるとは驚きです。
マッシュポテトの冷凍保存方法
1 1食分ずつラップに包み、冷凍用保存袋に入れる

マッシュポテトは、あら熱が取れたら1食分(約90g)ずつラップに平らに包み、冷凍用保存袋に重ならないように入れ、空気を抜くようにして口を閉じる。
2 金属製のバットにのせて冷凍する

金属製のバットに1のマッシュポテトをのせて冷凍する。冷凍庫で1ヵ月程度保存可能。ただし、時間が経つにつれ水分が出て劣化するため、早めに使い切る。
【解凍方法】
電子レンジで加熱するか、鍋に少量の牛乳とともに入れて加熱する(弱火から始めること)。※冷蔵庫での解凍や電子レンジの解凍モードでの解凍は、冷凍によるデンプンの劣化が元に戻らず、ボソボソとした食感になるので避ける。
冷凍マッシュポテトの活用アイデア

●アイデア①:牛乳で伸ばして「ポタージュ」に
鍋に凍ったままのマッシュポテト約180gと牛乳100mlを入れて中火で温め、コンソメ顆粒、塩・こしょうで味をととのえる。
●アイデア②:きゅうりとハムを加えて「ポテトサラダ」に
加熱解凍して粗熱をとったマッシュポテト約180gをボウルに入れ、きゅうり薄切り1/3本分(軽く塩もみし、水気をきる)、ハム細切り1枚分、マヨネーズ大さじ2、塩・こしょう各少々を加えて混ぜる。
■居酒屋風ポテトサラダのレシピはこちら!
●アイデア③:片栗粉を加えて焼いて「いももち」に
加熱解凍して粗熱をとったマッシュポテト約180gに片栗粉大さじ6を加えてよくこね、円形に成形し、サラダ油適量を入れて中火で熱したフライパンに入れ、フタをして裏表3分ずつ焼く。
■いももちのレシピはこちら!
●アイデア④:片栗粉を加えてゆでて「ニョッキ」に
加熱解凍して粗熱をとったマッシュポテト約180gに片栗粉大さじ6を加えてよくこね、小さく丸めてから親指でつぶし、沸騰した湯に入れてゆで、浮き上がったらザルにとる。お好みのソースでいただく。
●アイデア⑤:甘塩ダラを加えて「ブランダード風」に
加熱解凍して粗熱をとったマッシュポテト約180gをボウルに入れ、ゆでて細かくほぐした甘塩ダラ1切れ分、塩・こしょう適量を加え混ぜる。
■じゃがいもの保存方法はこちら!



