甘辛だれが食欲をそそる「肉巻きおにぎり」。今回は冷凍ごはんで作る豪快レシピを、吉田瑞子先生に教えてもらいました。食べ応え抜群の一品です。
冷凍ごはんが「肉巻きおにぎり」に最適なワケ
①握る手間が省ける
②肉が巻きやすくはがれにくい
③ごはんがふっくらもちもちに
冷凍ごはんを凍ったかたまりのまま使うことで、おにぎりを握る手間が省け、肉巻きの工程も簡単にできます。さらに、肉を焼きながら冷凍ごはんを解凍するため、肉の中のおにぎりが「蒸し焼き」状態になり、ふっくらもちもちの仕上がりになるのです。
■ごはんの冷凍方法はこちら
【ごはんの冷凍】冷めてからラップするのはNG!? プロが教える、冷凍ごはんのテクニック
冷凍ごはんを使った「肉巻きおにぎり」の作り方
材料(2人分)
- 冷凍ごはん…1個(150g /厚み2.5cm)
- 豚バラ薄切り肉…4枚(約100g)
- 醤油…小さじ1
- 塩、こしょう、小麦粉…各少々
- サラダ油…小さじ1
A
- 醤油、酒、みりん…各大さじ1
- 砂糖…大さじ1/2
作り方
1 肉に塩、こしょうをして小麦粉を薄くまぶす
豚バラ薄切り肉の片面に塩、こしょうをふり、茶こしで小麦粉を薄くまんべんなくふる。小麦粉をふることで、ごはんと肉がくっつきやすくなる。茶こしがない場合はスプーンを使って小麦粉をふりかけ、手で粉をまんべんなく広げる。
2 冷凍ごはんに醤油をかける
冷凍ごはんに醤油をしみこませるようにかける。焼いている間に醤油がおにぎり全体に染みわたるので、片面だけでOK。
ラップがはがれない、容器から取り出せないときはレンジ加熱を
電子レンジ(600W)で20~40秒程度加熱し、ごはんの表面を少し溶かしましょう。
3 冷凍ごはんの側面にしっかり肉を巻く
肉の小麦粉をまぶした面を冷凍ごはんの側面につけ、ぐるりと1周巻く。1枚で足りない場合は、残りの肉の1枚を適当な長さに切り、肉の端を重ねながら巻く。冷凍ごはんの側面をしっかり肉で覆うことで、この後全体に巻きつける肉がはがれにくくなる。
4 残りの肉をらせん状に巻く
肉同士の端を少し重ねながら巻く。こうすることで焼いたときにごはんがポロポロと崩れるのが防げる。
5 全体に小麦粉をまぶして、ぎゅっと握る
巻き終えたら茶こしで全体に小麦粉をふる。手で握って肉とごはんを密着させ、余分な粉をはたく。
6 弱火で両面を焼く
サラダ油を熱したフライパンに肉巻きおにぎりを入れ、弱火で5~7分焼く。焼き色がついたら裏返し、ふたをしてさらに10分焼く。つま楊枝や竹串を刺して中まですっと通れば、冷凍ごはんが溶けて温まっている目安。まだかたければ2~3分ずつ様子を見ながら加熱をする。
7 キッチンペーパーで油をふき、たれを絡める
キッチンペーパーでフライパンの油をさっとふき取り、混ぜ合わせたAのたれを入れる。スプーンで肉巻きおにぎりにかけ、全体に絡めて照りを出す。
8 食べやすい大きさに切る
やけどに気をつけながら包丁で切る。包丁をさっと水で濡らすと、ごはんがくっつかずに切りやすい。
ごはんがふっくらもちもち! 甘辛肉巻きおにぎりが完成
コクのある甘辛だれと、ジューシーなお肉、もちもちのごはんがひとつになったごちそうメニューが完成。夕食やお弁当の一品にもおすすめです!