ブロッコリーの茎、食べずに捨てていたらもったいない!…といわれても、どこまで使えるのかわからない人も多いはず。今回は料理研究家の吉田瑞子先生に、基本の切り方や、美味しい食べ方などを教えてもらいました。
ブロッコリーは茎・皮・葉まで、ぜ〜んぶ食べられる!
ブロッコリーは捨てるところなく、全部食べられます。ただし茎の根元に近い皮はかたいことが多いので、気になる場合はむきましょう。
また、ときどき茎に見られる空洞は、雨や肥料などの影響で急激に成長したときにできたもの。気にせずに食べて大丈夫ですが、変色していて気になる場合は、その部分だけ取り除きましょう。
【切り方】ブロッコリーの茎、どうやって切る?
1 房と茎を切り分ける
2 細い茎を切り分ける
3 2を葉つきのまま、食べやすい長さに切る
4 太い茎の根元の皮がかたければむく
5 太い茎を食べやすく切る
上の写真は乱切りにしていますが、調理に合わせて切り方は変えてOK。
茎と小房と一緒にゆでるときは、火の通りにくい茎を先に鍋に入れましょう。
■ブロッコリーの詳しいゆで方をチェック!
【食べ方】ブロッコリーの茎は、サラダ、スープ、炒めものに
茎は小房よりもやや淡白な味わい。さっとゆでてから料理に使いましょう。乱切りにしてサラダにするのも美味しいですが、薄切りにして炒めものや味噌汁に加えたり、千切りにして肉巻きの具にしたりするのもおすすめです。味や食感が似ているアスパラガスの代用品だと考えると、用途がイメージしやすいでしょう。
【保存法】すぐ使わないなら「冷凍」が便利
使いやすく切って、さっとゆでてからペーパータオルで水気を拭き取り、1回使用分ずつラップで包んで冷凍用保存袋に入れ、袋の口を閉じて冷凍。冷凍庫で1ヵ月程度保存可能です。
使うときは、凍ったまま味噌汁やスープ、カレー、シチューなどに入れて加熱調理しましょう。他の野菜と一緒に煮てスープストックを作るのもおすすめです。