旬の時季になるとたくさん出回るりんご。多く手に入ったら「りんごジャム」を作ってみてはいかが? 今回は皮ごと使えて、レンジで簡単! しかも真っ赤な見た目もかわいい! という三拍子揃った「りんごジャム」の作り方を料理研究家の吉田瑞子先生に聞きました。
皮ごと使える【りんごジャムの作り方】レンジで簡単!
りんごを皮ごと使うと、色鮮やかなかわいいりんごジャムに仕上がります。電子レンジで加熱すれば焦げ付く心配もなく、ほったらかしでOK! 手間いらずの作り方です。
材料(作りやすい分量・できあがり約320g分)
作り方
1 りんごをいちょう切りにする
りんごは洗ってから水気を拭き取り、六つ割りにする。タネと芯を除いて3〜4mm厚さのいちょう切りにする。
2 耐熱ボウルにりんご、レモン汁、砂糖を入れ、さっと混ぜる
りんごは変色しやすいので、レモン汁をまわしかけてから砂糖をまぶす。ゴムべらなどで全体がなじむようやさしく混ぜる。
3 そのまま30分ほど置く
砂糖をまぶしてしばらく置くと、りんごから水分が出てくる。この水分がりんごジャムのとろみになる。
4 ふんわりとラップをして電子レンジ(600W)で8分30秒加熱する
5 一度取り出して混ぜる
加熱ムラをなくすため、一度取り出して全体を混ぜる。
6 ふんわりとラップをして電子レンジでさらに4分加熱する
7 ラップをはずし、電子レンジでさらに5分加熱する
一度取り出して軽く全体を混ぜたら、最後はラップをせずに加熱して水分を飛ばす。
甘酸っぱくてジューシー! 真っ赤なかわいいりんごジャムのできあがり
完成したりんごジャムがこちら。皮を使っているため真っ赤に色づきます。甘みと酸味のバランスがよく、簡単レンチンの作り方とは思えないほど本格的な仕上がりにびっくり! パンに塗るのはもちろん、お菓子作りや料理の隠し味としても大活躍すること間違いなし!
【りんごジャムの保存】冷蔵庫で2週間、冷凍庫で1ヵ月保存可能
すぐに食べきる分は瓶に詰めて冷蔵保存を。残りは冷凍しておくと、長い期間、手作りりんごジャムが楽しめます。
冷蔵方法
熱湯消毒したガラス瓶にりんごジャムを入れ、冷めたら冷蔵庫に入れる。冷蔵庫で約2週間保存可能。
冷凍方法
小さめの冷凍用保存容器に小分けにして入れる。ふたをして冷凍する。冷凍庫で約1ヵ月保存可能。
解凍方法
冷蔵庫で自然解凍してから使う。りんごジャムは糖度が高いため冷凍しても凍りにくく、そのまま食べてもシャリシャリしていて美味しい。
【りんごジャムのアレンジ】簡単・アップルパイ風スイーツ
自家製りんごジャムを使えばお菓子作りも簡単です。今回は春巻の皮を使った絶品アップルパイ風スイーツの作り方をご紹介。りんごジャムと相性のいいクリームチーズが味の決め手!
材料(2人分)
- りんごジャム…120g
- クリームチーズ…100g
- 春巻の皮…4枚
- 水溶き小麦粉…水大さじ1+小麦粉大さじ1と1/2
- サラダ油…適量
材料(2人分)
- クリームチーズは棒状に切る。
- 春巻の皮を広げ、❶の1/4量を並べ、りんごジャムの1/4量をのせてひと巻きし、両はしを中に折り込んで細めに巻く。巻き終わりを水溶き小麦粉でとめる。残りも同様に作る。
- フライパンに多めのサラダ油を入れて中火で熱し、❷の巻き終わりを下にして入れ、ときどき転がしながら焼き色がつくまで、揚げ焼きにする。
- 斜め半分に切り、器に盛る。
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