【筑前煮の冷凍】日持ち1ヵ月!お弁当に便利なプロの作り置きレシピ付

2021.11.9
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器に盛った筑前煮と冷凍した筑前煮の写真

和食の定番料理、筑前煮。冷蔵庫で保存すると3〜4日間しか日持ちしませんが、冷凍すれば約1ヵ月保存が可能です。冷凍ストックしておけば、お正月の準備やお弁当にも便利。美味しさをキープしたまま、上手に冷凍・解凍する方法を料理研究家の吉田瑞子先生に教えてもらいました。記事の後半では、冷凍向きの筑前煮の作り方も紹介します。

筑前煮を美味しく日持ちさせる冷凍保存のコツ

器に盛った筑前煮の写真

①煮汁ごと冷凍する
②冷凍に不向きな食材はひと工夫する
③彩り野菜は別で冷凍する

筑前煮は、煮汁ごと冷凍することで、具材に味をしみこませながら乾燥するのを防ぐことが可能。また、たけのこなど、冷凍すると食感の変わりやすい食材は、ひと手間加えることで、美味しさを保つことができます。仕上げに加える絹さやなどの緑野菜は、鮮やかな彩りをキープするため筑前煮とは別で冷凍しましょう!

【筑前煮の冷凍①】保存容器でも保存袋でも冷凍可能!

筑前煮は2種類の方法で冷凍することが可能です。冷凍用保存容器なら、食べるときに電子レンジで温めるだけでいいので、お手軽。冷凍用保存袋の場合は、冷蔵庫のスペースをとらないのでコンパクトに冷凍したいときに便利です。

【冷凍方法】

1 筑前煮をしっかり冷ます

バットに広げた筑前煮を氷水に当てている写真

筑前煮を作ったら、細菌の繁殖を防ぐため、その日食べる分を除いて素早くバットに汁ごと広げ、底面を氷水に当てて粗熱をとる。

POINT

筑前煮に入れることが多いこんにゃくは、冷凍すると食感が変わりやすいため、あらかじめ取り除くこと。また、冷凍すると筋っぽくなりやすいたけのこは、あらかじめ取り除くか、煮る際に保水効果のある砂糖を多めに入れておくと食感が変わりにくくなる。砂糖を多めに使った冷凍向きの筑前煮レシピは記事の後半で紹介。

2 煮汁ごと冷凍用保存容器、または冷凍用保存袋へ入れる

冷凍用保存容器と冷凍用保存袋に入れた筑前煮の写真

粗熱のとれた筑前煮を冷凍用保存容器に煮汁ごと1食分ずつ入れ、ふたをして冷凍する。もしくは、冷凍用保存袋に煮汁ごと入れ、空気を抜いて袋の口を閉じ、金属製のバットやトレイにのせて急速冷凍する。いずれも1ヵ月程度保存可能。

POINT

冷凍用保存袋に入れた絹さやの写真

筑前煮の仕上げにゆでた絹さやや、いんげんなど彩り野菜を添える場合は、一緒に冷凍してしまうと色が悪くなるので別で冷凍を。

■絹さやの冷凍方法についてはこちら!

■いんげんの茹でかた、保存の仕方はこちら!

■彩り野菜を添えるならこちらも便利

【解凍方法】

冷凍筑前煮を解凍している様子の写真

【冷凍用保存容器の場合】
冷凍用保存容器のふたをずらして、電子レンジ(500W)で500gにつき5分加熱する。一度電子レンジから取り出して全体を混ぜ、さらに5分加熱する。

【冷凍用保存袋の場合】
冷凍した筑前煮を袋の上から手で割り、鍋、またはフライパンに移し、強火で約3分加熱する。半解凍状態になったら混ぜ、さらに約1分加熱する。沸騰したら中火に落とし、約2分煮汁を煮絡めながら温める。

POINT

冷凍用保存袋に入れて冷凍した筑前煮が固くて手で割れない場合は、袋の口を開けて電子レンジ(500W)で約1分加熱してから手で割り、鍋で加熱する。ただし、冷凍用保存袋のまま全解凍まで加熱すると、袋の耐熱温度を超える場合があるため、袋の状態では半解凍に留めること。

【筑前煮の冷凍②】お弁当用ならおかずカップに入れて保存!

お弁当用の筑前煮は、冷凍庫→電子レンジの急激な温度変化にも対応可能なシリコンカップに入れて冷凍しておくのがおすすめ。朝はそのままお弁当箱に詰めるだけなので時短になります!

【冷凍方法】

シリコンカップに入れた筑前煮の写真

筑前煮の汁気を切ってからシリコンカップに具材を入れる。冷凍用保存容器に並べ入れ、ふたをして冷凍する。冷凍庫で1ヵ月程度保存可能。

【解凍方法】

お弁当に入れるときは、凍ったまま詰めて自然解凍でOK。常温で1時間30分程度置いておくと食べごろになる。すぐに食べる場合は、凍ったままふんわりとラップをしてシリコンカップ1個(35g)につき電子レンジ(500W)で1分加熱して解凍する。

冷凍保存できる筑前煮のレシピ。お弁当にもおすすめ!

冷凍保存に向いている筑前煮のレシピを紹介。にんじんやごぼうなどの根菜類は小さめにカットし、お弁当にも詰めやすいよう工夫。筑前煮に入れることが多いこんにゃくは、冷凍すると食感が変わりやすいので使わずに作りましょう。筑前煮は煮汁がなくなるまで煮詰めるのが一般的な方法ですが、冷凍する際に味がしみこむので、残しておいてOKです。

筑前煮の写真

材料(4人分)
  • 鶏もも肉…1枚(約300g)
  • にんじん…1本
  • れんこん…1節(約160g)
  • ごぼう…30cm
  • たけのこ水煮…160g
  • 干ししいたけ…4枚(1と1/2カップの水で戻す)
  • 絹さや…4枚
  • サラダ油…大さじ1
  • だし汁(干ししいたけの戻し汁全量にだし汁を足す)…2と1/2カップ
  • 砂糖…大さじ3

A

  • 醤油…大さじ4
  • みりん…大さじ2
作り方

❶ 鶏肉は3〜4cm大に切る。
❷ にんじん、れんこん、ごぼうは2〜3cm大の乱切りにして、れんこん、ごぼうは水に約10分さらし、ザルにあげて水気を切る。たけのこは1cm厚さのくし形に切る。

カットした野菜の写真

❸ 水で戻した干ししいたけは軸を除いて4つ割りにする。
❹ 絹さやは熱湯で約1分ゆでて冷水にとり、斜め半分に切る。
❺ 鍋にサラダ油を入れて中火で熱し、鶏肉を両面焼く。焼き色が付いたらにんじん、れんこん、ごぼうを加え、炒める。油が全体に回ったらしいたけ、たけのこを順に加え、さっと炒める。
❻ ❺にだし汁を加え、沸騰したらアクを除き、砂糖を加える。
※最初に砂糖を多めに加え、具材を煮ることで、冷凍してもたけのこの食感が変わりにくい

筑前煮に砂糖を加えている写真

❼ 3分ほど煮たらAを加え、落としぶた(アルミホイルでもOK)をしてさらに3分煮る。落としぶたを外して強火にし、さらに3分ほど煮汁が元の量の2/3程度になるまで煮詰める。

煮上がった筑前煮の写真

❽ 器に盛り、❹をのせる。

■筑前煮は冷凍野菜でも作れます!

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