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【電子レンジの大掃除】溜めた汚れも「重曹」でスルッと落ちる!

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ついつい掃除をサボってしまう電子レンジ。庫内の汚れを一掃する方法を、掃除のプロ・本橋ひろえ先生に教えてもらいました。今回使う秘密兵器は「重曹水」。ナチュラルクリーニングなので効果もやさしいイメージですが、汚れ落ちのパワーは絶大! 驚くほど簡単に汚れを落とすことができました。

電子レンジ、ここが汚れやすい!

電子レンジの扉を開けた写真

電子レンジの内側で汚れやすいのは、写真の4ヶ所。

  1. 庫内の天井
  2. 庫内の側面(特に天井に近い部分)
  3. 庫内の底面(特に縁の部分)
  4. 庫内のガラス面

庫内には、加熱しすぎた際などに飛び散った汚れ(油汚れや食品汚れ)がついていて、中でも一番汚れやすいのは庫内の底面です。

また、上記の4ヶ所以外にも、電子レンジの外側には、キッチンのコンロで料理をした際に飛び散った油に空気中のほこりがからまったものがついています。さらに、取っ手や操作パネルには手垢がついています。

電子レンジについているのは酸性の油汚れが主なので、アルカリ性の重曹を使って落とすのがおすすめ。汚れは臭いを発しているので、掃除をすることで軽減できます。

重曹水を使った電子レンジの掃除方法

準備するものの写真

【準備するもの】
  • 約40℃のお湯 200ml
  • ボウル(洗面器などでも可)
  • ふきん(綿や麻など、熱に強いもの)
  • 重曹 小さじ1/2
【掃除の手順】

1 重曹水を作り、ふきんを浸してやさしく絞る

重曹を入れようとしている写真

湯に重曹を入れて溶かします。記載の分量より濃くすると使用した際に白い拭き筋が残ってしまうので注意しましょう。

ふきんを軽く絞る写真

重曹水にふきんを浸したらしっかり絞り切らず、片手で軽く絞る程度にします。残った重曹水はコンロやフローリングの掃除などに使えます。

2 ふきんを電子レンジで加熱する

ふきんをレンジに入れたところの写真

重曹水を含ませたふきんをレンジに入れて600Wで1分ほど加熱し、触れる程度にふきんが冷めるまでそのまま2〜3分待ちます。このとき、電子レンジの扉を閉めておくことで重曹水の蒸気と熱が電子レンジ内に広がり、汚れを浮かしてくれます。

3 ふきんで汚れを拭く

庫内を拭いている写真

扉を開け、庫内が温かいうちにふきんで中の汚れを拭きます。庫内を拭き終わったら、ふきんをたたみ直してきれいな面を出し、電子レンジの外側も拭きましょう。

*こびりついた調味料汚れも、スルッと落ちた!

電子レンジの汚れの写真左、汚れを拭いている写真右

重曹水を含んだふきんで拭くだけで、ガラス面にこびりついていた汚れもスッキリ。水気が残っていたら、乾いたふきんで乾拭きします。

【POINT】重曹は水に溶かさないと、洗浄力が発揮できない!

勘違いされがちなのですが、重曹は粉末やペーストの状態では、アルカリ性の洗浄力はありません(クレンザーとして汚れをこする用途には使えます)。

重曹は、水に溶けイオン化することで初めてアルカリ性となり、酸性の汚れを中和する洗浄力をもちます。水に溶かして「重曹水」にすることが大切なのです。ちなみに、たくさん使えば使うほどアルカリ性が強くなって洗浄力がアップするわけではないので、重曹の量は200mlのお湯に対して小さじ1/2で十分です。

重曹水で落ちない、頑固な汚れはどうする?

メラミンスポンジでこすっている写真

煮汁がはねて固まったような、一度拭いただけでは落ちないしみついた汚れは、メラミンスポンジを水で濡らして絞ったものでこすって落とします。

【POINT】オーブン機能を「使う前」の掃除が大切

庫内に付着している汚れはオーブン機能を使うと焦げて炭化し、落としにくくなってしまいます。そのため、オーブン機能を「使う前」に重曹水を使って掃除をするのがおすすめ。後の掃除がラクになります。

また、普段電子レンジを使った直後、庫内が温かいうちにさっと水拭きすることでも、大掃除の頻度がグッと低くなります。習慣にできるとベストですね。

■こんなことも電子レンジでできる! 綺麗なレンジでチャレンジしましょう

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