























じつは業務用の取り扱い量のほうが多いニチレイの商品。
・食材として使う
・ひと手間加えて仕上げる
・解凍してすぐ食べられる
など、作る人、食べる人のニーズに応えて「素材」「半加工」「加工食品」のグラデーションがあります。
この春、ニチレイフーズとニチレイフレッシュが統合するのですが、その結果、一つのお店に提案できるメニューやソリューションもさらに増えることになり、今からワクワクしています。

インドネシアにあるカリマンタン島、スマトラ島、ジャワ島。ニチレイフレッシュでは、2006年からえびの養殖をしている地域でマングローブの植樹を行ってきました。
いまでは6か国20工場に拡大し、その数なんと累計55万本!
自然の地形を活かし、人工の飼料を与えず育つえびは、広い環境でのびのび成長します。おいしいえびの養殖を通して得た利益の一部で植樹を行うことで、土壌や生態系の回復に貢献してきたのです。
ニチレイフーズはニチレイフレッシュが取り組んできたこの「命(いのち)の森プロジェクト」を引き継いで、環境保全に配慮しながら、持続可能な素材の調達ができる未来をつくっていきます。


大阪・関西万博の「テラスニチレイ」は大盛況でした。
調理ロボットがつくるスペシャル炒飯は、人手不足でもロボットを使うことで、誰でも同じ味を再現でき、美味しく食事が提供できる可能性を提示しました。

55年ぶりに出店「テラスニチレイ」
前述の炒飯、おいしさの秘密は急速凍結して半調理した米と具材を自動炒め機で仕上げているから。
厳しい暑さがつづいた万博開催期間、凍ったまま食べられる今川焼を開発。凍りにくいあずきあんを使って生地の水分量を抑えるなど、スーパーなどで販売している家庭用の今川焼とは全くの別物で、アイス感覚で食べられます。
ビタミンCなどの抗酸化物質を多く含むアセロラのスムージーは、果実の皮や種の栄養も、全部食べきる(ホールフーズ)という考え方で開発。
万博ではシグネチャーパビリオン「EARTH MART」にシルバーパートナーとして協賛、食材を急速冷凍してパウダーにする技術や、粉砕した米や食材でつくる「再生米」の展示にも協力しました。
ロボットが自動で調理する
炒飯!?
凍ったまま食べられる
今川焼!?
サステナブルな想いから
誕生したスムージー!?

ニチレイには食品を急速凍結し、粉々にしてパウダー化する技術があります。凍結粉砕した食材と破砕米の米粉を成形すればさまざまな味や栄養をもった「再生米」をつくることも可能。規格外の野菜など、これまで廃棄したり、食べられないと思っていた食材を活用し、未来に向けた可能性を探求しています。

「再生米」は大阪・関西万博のシグネチャーパビリオン「EARTH MART」
の展示でも未来の食の可能性を拓く技術として話題になりました。
たとえば凍結粉砕技術を活用することで、余剰に取れた食品を遠く離れた国に輸送するという「食の再配分」もできます。
さらに、凍結粉砕すると体積が減るので、輸送時のCO₂削減にも貢献できる可能性があります。食を通じて社会や環境問題に貢献する機会も広がっています。
また、「冷凍以外」の新規事業にも積極的にチャレンジしています。


2024年度もニチレイフーズは過去最高の売上高を更新。冷凍食品業界をリードしています。とくに都市部では、一定の割合でリモートワークが定着。内食(家で調理して食べる食事)や中食(弁当や総菜を持ち帰って食べる食事)の需要も増加。外食、給食、福祉施設などでも冷凍食品が使われるなど、日常のあらゆる食シーンに広がっています。
現地の人の好みに合わせたメニューと、大手への販売力で、イノバジアン・クイジーン社は北米で売上を伸ばしています。
海外事業といえば、1980年代からスタートしたアセロラビジネスも伸長をつづけています。

ブラジルやベトナムの太陽のもとで育った果実、アセロラ。天然ビタミンCが豊富なため、機能性素材として食品・飲料に使われるだけでなく、酸化防止剤のかわりや、食品の品質改良、化粧品の原料などにも使われています。

近畿大学とニチレイグループは、水産資源の枯渇問題やフードロス問題の解決の一助とすべくアセロラ養殖魚の共同研究を進めてきました。ビタミンCを多く含むアセロラの搾りかすを一定量養殖魚のエサに混ぜることで、ぶりを「持続する鮮やかな赤身」と「爽やかな味わい」に仕上げました。

栽培支援などで現地のアセロラ農家さんを
しっかりサポート!
ニチレイフーズが早くから取り組んでいるサステナビリティのひとつが「調達方法」。契約農家との信頼関係を重視し、独自のサポート体制と農家の支援等を行い、サステナブルな調達を実現しています。
ブラジルのアセロラ契約農家には、全量買い取りや苗木の無償提供、栽培ノウハウの講習などで、安心して農業を続けられる環境を提供しています。
アセロラフレッシュジュースの提供による地域の子どもたちへの食育貢献
ブラジルでアセロラ事業を手がける子会社 ニアグロ社 (Nichirei do Brasil Agricola Ltda) エコバディス社 「サステナビリティ調査」
2016年から5年連続して「シルバー」評価を獲得、2021年・2022年は2年連続「ゴールド」評価を獲得。2023年は、「労働と人権」に対する継続的な取り組みがとくに評価され、最高位の「プラチナ」評価を初めて獲得いたしました。

炒飯? からあげ? 今川焼?ニチレイといえば・・・と思い浮かべる商品があると思います。ニチレイの家庭用商品は、主食からデザートまで、さまざまなメニューをフルカバー。商品数も120種類以上。季節や地域の食文化に合わせて、商品を提案したり、店頭づくりを企画したりしています。


家庭用の商品よりも断然数が多いのが、業務用商品で、なんと900種類以上あるんです。スーパーやレストランの担当者と一緒にメニューを開発することも。


冷凍食品は、誰が調理しても同じ味、同じ栄養バランスを再現できます。また、決まった食材をいつでも利用でき、おいしさをキープしながら長期間保存できるので、売れ残りによる廃棄を少なくできるなどの利点があります。人手不足やフードロスといった社会問題の解決に一役買っているのですね。

外食、レジャー、介護など、さまざまな業界で人手不足が深刻化。冷凍食品の活用なしでは社会はまわらなくなっています。
電子レンジであたためるだけで完成する商品から、高齢者福祉用に設計されたメディベジ、お店ごとに味をカスタマイズすることができる。下調理済みの野菜や半加工の素材などニーズに合わせたソリューションを提案できるのが業務用ラインナップが多いニチレイならではの強みです。

これからの冷凍食品の価値は、健康と「パーソナル」。食べたいものも量も、健康への配慮も異なる個のニーズに応えることができるのは使いたい時に使いたい量だけ使える、冷凍食品ならでは。
「タイパ」重視志向、高齢世帯で火を使いたくないなどのニーズにも、手軽においしさを再現できる冷凍食品は欠かせない選択肢になりました。“パーソナルユース”に対応すべく、山形工場に個食生産ラインを、長崎工場に今川焼を主体とした軽食・スナックラインを導入。“個”の食ニーズが拡大する中、パーソナルユース領域※はすでに300億円規模の事業へ成長。この基盤をもとに、さらなる価値創造に挑戦しています。
※1人前規格の主食・主菜と片手で食べることができる軽食メニューを指します。
たんぱく質をおいしく摂れるeveryONe mealシリーズ、ささみブロッコリーや、鶏むね肉を使って脂質、カロリーをおさえた「むねから®」※など、 ふだんの食事で健康をきづかえる商品を開発・販売しています。
※ 一般の鶏から揚げと比較(※)し、カロリー30%オフ、脂質45%オフ。※ 日本食品標準成分表2020年度版(八訂) [若どり・主品目]もも 皮なし から揚げとの比較

通販限定の冷凍おかずセット「きくばりごぜん®」は野菜100g以上※、300kcal以下、塩分2.0g以下にこだわった通販限定の冷凍おかずセット。
栄養バランスを考えたおかずが、レンジで最短4分で。
離れて暮らす家族に送る方、忙しい日のお助けメニューとして冷凍庫に常備する方など、使いかたは広がっています。
※芋類、きのこ類、海藻類、豆類を含む。生鮮換算

若い世代にも人気の「今川焼」や、レストランのように洋食とパスタがワンプレートで食べられる「三ツ星プレート」シリーズ、個食麺シリーズより「香ばし麺の五目あんかけ焼そば」といった新たなヒット商品も生まれています。

「香ばし麺の五目あんかけ焼そば」

日本でのフードロスは年間約464万トン!(2023年度推計)おいしさを保ったまま長期間保存ができ、食べたい時に食べたい分だけ解凍して使える冷凍食品は「食のタイムマシン」。うまく使っていくことで、フードロス削減にも貢献できると考えます。
ニチレイフーズの工場では、製造過程におけるフードロス削減にも取り組んでいます。たとえば、炒飯の焦げや、鶏肉の血合いなど、製造の過程で取り除く非可食部は、AIも用いた判定で最小限に減らし、それでも出てしまう食品残渣は、豚や鶏のエサにリサイクルしています。


また、工場から商品を出荷する時、出荷入数(箱詰めする際に1箱に何個と決められている個数です)に満たない商品は以前は流通にのせられなかったのですが、現在は半端になってしまった商品を集めてふるさと納税の返礼品として活用しています。

冷凍食品は、生産時や輸送時に必ず電力が必要な商品だからこそ。工場でのCO₂排出量削減には力を入れています。
2023年4月に稼働を開始した、ニチレイフーズグループのキューレイ第三工場では、工場全体を冷やすのではなく、包装ラインを囲って、個別に空調。冷やす箇所を減らすことで、省エネルギー・CO2削減に努めています。
工場で使用する電力も、できるところから太陽光や水力など、再生可能エネルギーにシフトしていきます。 船橋工場では「本格炒め炒飯®」の製造における電力はすべてグリーン電力で賄えるように。山形工場では、使用電力を山形県内の水力発電所で発電された地産地消の電気「よりそう、再エネ電気」に置き換えています。

包装ラインを個別空調し、エネルギー効率を向上


季節で食材の質も変われば、工場の気温や湿度も変わります。食べ物は同じようにつくっても同じものができるとは限りません。だから私たちは、五感をフル活用して、ほんの少しのその差にこだわり、おいしさと品質を維持しています。
妥協せず、仲間の知恵も借りながら、工場一丸でチャレンジの連続です。

ニチレイフーズの工場では、ラインも自社で開発しています。
まだ世の中にない設備が必要なら、自前でつくってしまえば良い、という熱意と技術を持った仲間が社内にいるからです。
近年はAIを導入して、炒飯の焦げやチキンの血合いなど、廃棄する部分を極力ピンポイントで除去し、フードロスを減らすとともに、人力でやっていた作業の省力化にも貢献しました。このAIも、社内で開発しています。


「冷凍」や「冷凍食品」を使うことは、食事作りのよりどころとして、ちょっとした安心感をくれたり、生まれた時間でゆったり過ごせたり、忙しい毎日を、そっと支えてくれるもの。「冷凍を賢く使ってほしい!」という想いで、お役立ち情報を発信しつづけるサイト「ほほえみごはん」は、年間1億もの閲覧数をいただけるメディアに成長しました。
2023年、「ほほえみごはん」を本にしませんか?とお声掛けいただき、150以上の食材の使える冷凍・解凍方法を収録した書籍ができました。
2024年には、冷凍テクを活用したレシピを160以上掲載したシリーズ第二弾も出版されました。テレビでも取り上げていただき、たちまち累計発行部数10万部突破。
冷凍食品のパイオニアであるニチレイフーズならではのノウハウを、ぜひお手にとってご覧ください。

「ニチレイフーズの広報さんに教わる食材の冷凍、
これが正解です!」
(株式会社KADOKAWA刊)

「ニチレイフーズの広報さんに教わる
冷凍作りおきレシピ、これが正解です!」
(株式会社KADOKAWA刊)

楽しく、相互に認め合い、感謝する。ニチレイ社員は、「ハミダス」というバリューのもと活動しており(次ページ)、部署の垣根を超えて連携。それぞれの挑戦を応援し合う文化があります。
本社ビル内には保育所も開設。社員をサポートするさまざまな制度があり、出産後もワークライフバランスを維持して働きつづけてくれる女性社員も増えています。
いろいろな働き方がありますが、すべての部署・職種が「食」の可能性を広げる大切な仕事。今日も-18℃の情熱で、明日の食をみんなで考え、作り、届けています。
有給休暇消化率は現在76%。
(2024年度)
新卒入社社員の男女比率は
1:1に近づいています。
(2022年度~25年度)
ちなみに離職率は2.9%。
(2024年度)
2023年度より0.3ポイント
下がりました。

少子高齢化が進む日本。一人暮らし世帯が増加し、女性の就業率もアップ。働きつづける高齢者も多く、「食の外部化」が進んでいます。
一方で、外食産業の人手不足も深刻に。今や、家の外でも中でも食を通じて冷凍食品が社会をサポートしています。
CO₂削減や生産地の環境への配慮など、食を取り巻くあらゆる変化にもいち早く対応。栄養やおいしさをニーズに合わせてデザインできる点も、冷凍ならではの利点と言えるでしょう。
ニチレイはこれからも素材を見極める目と、おいしさを生み出す独自の技術で、豊かな社会の実現に挑戦し続けます。

一人ひとりが枠を越えて挑戦し、仲間のチャレンジも応援しながら、
前向きな変化を次々に生み出していこう。
自分自身の殻だけでなく、当たり前と思っていた考えや枠組みからもハミダス。その一歩が、新しい挑戦への扉を開く。
(タテのハミダス)
今の立ち位置からほんの一歩ハミダして手を携える。互いを認め合い、感謝することで、周囲との連携をより深めていこう。
(ヨコのハミダス)
厳しい中にも楽しさを!自分自身が楽しむのはもちろん、相手を楽しませる気持ちを持つことが、変化の原動力になる。
(楽しさを見いダス)

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