TALK SESSION
ニチレイフーズってどんな会社?
若手社員が
新卒当時を振り返る
ニチレイフーズに入社後、どのような環境でどんな仕事をしてきたのか。
課題に直面したとき、どのように乗り越えてきたのか。
社会人として自信を持ち始めた今、学生さんたちに伝えたいメッセージとは。
エンジニア・製造・開発・営業の異なる環境で仕事を身につけてきた
若手社員4人に語ってもらいました。
PROFILE
登壇者のプロフィール
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事業推進部 首都圏支社
業務用第二グループ越智 晴花
2018年入社
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技術戦略部
生産革新グループ田川 啓太郎
2018年入社
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生産統括部 海外生産管理部
海外工場管理第二グループ在津 成貴
2019年入社
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商品開発部 第二ユニット
食肉グループ守田 美保
2019年入社
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2018年・2019年入社の4人
入社当時と現在の仕事
——皆さんの現在の所属と、入社当時の所属を教えてください。
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在津
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私は現在、海外工場管理グループに所属しています。主な業務は海外の工場から当社の商品を計画通り供給する為に、幅広い部署と連携しながら生産を管理することです。2019年の入社当時は船橋工場で『本格炒め炒飯®』の製造工程を担い、実際に生産ラインに入って機械のメンテナンスやオペレーションを行っていました。
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守田
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私も2019年入社で、現在は商品開発部食肉グループに所属しています。入社当時から現在まで、カツカテゴリー商品の開発を担当してきました。1年目は『極上ヒレかつ』という商品の発売に向けてサンプルの試作や、ラインで目標品質を再現するための検証をしていました。正直、1年目のときは先輩に言われるがままに業務をこなすという感じでしたが、2年目からは自分で商品の配合を組んだりしながら、新商品の発売や既存商品のリニューアルに向けて、いろいろな検証をしています。
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田川
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私は、現在エンジニアとして技術生産革新グループに所属しています。2018年の入社当時は、船橋工場の製造グループで在津さんと同じように製造現場が順調に稼働できるような業務に従事し、2年目からは技術グループに配属となり、生産設備、ユーティリティのメンテナンスや生産ラインの改修などの大型投資に従事していました。
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越智
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私は田川さんと同じく2018年入社です。入社当時は首都圏支社業務用第一グループというところに配属になりました。いわゆる営業職ですね。当時は学校給食をメインで扱っている卸売業者さんと一緒にいろいろな学校に行って商品を提案したり、生徒の皆さんに試食をしてもらう企画をしたりしていました。最初の3ヵ月は先輩について、仕事の流れ、商品やお金の流れを学んでから独り立ちというかたちでした。現在は外食業態向けの業務用第二グループにいます。
先輩社員から学んだこと
1年目の仕事の仕方
——越智さんの話にあったように、入社してすぐは先輩がサポート役としてついてくれるのですか?
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守田
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業務に関しては教育係として先輩がついてくれるのですが、それとは別に「メンター制度」があるんです。全く違う部署の先輩がメンター(相談役)として仕事や生活の悩みを聞いてくれます。
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在津
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部署が違う先輩だからこそ話しやすいこともありますね。1年目は2ヶ月に一度、2年目は3ヶ月に一度、メンターとの面談があります。
——業務のうえでも気軽に先輩にいろいろ聞ける環境ですか?
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越智
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そうですね。やっぱり学生から社会人になる時に「入社したらバリバリ仕事をこなさないといけない」と構えていた部分があったのですが、実際に入ってみたら、先輩方が皆あたたかく迎え入れてくれて。「新入社員だからこうしなきゃいけない」ということもないですし、いい意味でギャップがありました。とはいえ、右も左もわからなくてとまどうこともあり、「わからないなりに『自分はこうだと思うけどどうでしょう?』という質問の仕方がいいと思うよ」と上司に言われ、それを習慣化していったら自分の意見が持てるようになりましたね。自分で考える習慣は、今でも大事にしています。
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守田
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私も最初は、商品を開発するにあたり、どういう段階を踏めばいいかもわからない中で、まずは先輩から求められている仕事をきっちりこなすのが役割だと思っていました。直属の先輩が2人いるのですが、すごくアットホームな雰囲気で、周りからも父母と娘みたいと言われます(笑)。とても気にかけてくれながら、私にふってくれる仕事の幅をちょっとずつ広げてくれました。わからないことはすぐになんでも聞ける、いい環境をつくってくれていたのがありがたかったです。
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田川
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製造グループは、まずは先輩がやっていることを見て学び、自分でやってみてわからなかったら聞きに行くスタイルでしたね。だから、守田さんと越智さんの部署とはちょっと違うかも。でも、先輩方はとてもフレンドリーで、常に接しやすい雰囲気をつくってくれていましたね。
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在津
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私も工場での業務は先輩方の真似をすることが最初のステップだと思います。本音を言うと、私は最初、工場での勤務を前向きな気持ちで捉えられなかったんです。自分はライン作業で毎日同じことを淡々と繰り返している一方で、同期はすでに外部のお客様と商談をしていたりしていて。いろんな方から「工場勤務の経験は将来役に立つ」と言われていたのですが、あまりにも漠然としていたので、モチベーションが上がらない時期がありました。
——その気持ちはどうやって解決したのですか?
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在津
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本社の先輩との面談で「他のことを気にしなくていいから、とりあえず目の前のことを全力でやってみてほしい」とアドバイスを頂き、周りのことを考えるよりも、まずは自分に与えられたラインを順調に稼働させるという業務を一生懸命やってみようと思いました。漠然とした言葉より目の前のことをやるというアドバイスが、私には合っていたのだと思います。それまではただの作業としてやっていたことも、一生懸命やってみると見えてくるものが変わってきました。改善すべき点や生産性をどう向上させるかなど、いろんなことに興味を持てるようになり、意識が変わるきっかけになりました。
同期との繋がりやチームの雰囲気
女性の働きやすさは?
——守田さんは先輩と親子のようなチームだということでしたが、皆さんのチームの人や雰囲気はどんな感じですか?
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越智
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私が配属となった業務用第一グループも比較的年齢が高い方が多かったので、娘や妹のように接してもらいました。何かあった時に質問しやすい環境でした。でも、今は営業系の部署も若手が増えていて、若手同士でも助け合っています。
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守田
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商品開発部は女性が活躍している印象がありますね。私が所属しているグループのリーダーも女性で、家庭もありつつバリバリ仕事していて。入社してから、子育てと両立しながら働いている方が多いなと感じました。
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越智
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女性の働きやすさでいうと、営業は正直これからですね。でも、ここ1、2年は女性の採用人数のほうが多く、後輩も増えてきたので、後輩たちの相談相手になれたらと思っています。あと、テレワークや時短勤務をしている方や、子育てをしながらキャリアを積んでいる方もいらっしゃるので、女性が働きやすい土台がつくられている最中だと感じます。
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田川
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工場はやっぱり物理的に重いものを持ったりすることが多いから、男性の比率が高めです。でも、そこは役割分担の話だと思うし、今、女性が働きやすい環境をつくっていっている感じですね。男性だから、女性だから働きづらいということはないと思います。
——皆さんは入社から数年経っていますが、同期同士の繋がりはどうですか?
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田川
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仲良いですね。入社直後の1ヶ月は同期全員で研修センターに泊まり込みで研修をしていたので、それがきっかけで仲が深まりました。
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在津
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そのあとは2ヶ月間、工場での研修に入りました。研修の間は会社が借りている工場周辺のアパートに住んでいたので、みんな近所にいましたね。1年目は研修が終わったあとも毎月集まって、休日にみんなでBBQをしたり、花火大会に行ったりすることもありました。
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田川
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在津さんと守田さんの代は、とくに仲が良いよね。
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守田
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そうですね。同期同士、仲良いなって思います。
専門知識は入社後に学べる
どの部署にも必要な“数字”のスキル
——食品業界ってかなり専門知識が必要なイメージがあるのですが、皆さんもともと学生時代に知識を学んでいたのですか?
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田川
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基本的に入社してから勉強できますね。でも、働くうえで知識が必要だと感じることは多いです。私は学部卒で大学生活の4年間はほとんど遊んで過ごしていたのですが(笑)、院卒の同期に話を聞いていると工学的な知識量が違うと感じますし、入社してから自分で勉強しました。あと、数字には強いほうがいいなと思います。
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守田
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数字、大事ですよね。たとえば、売上の要素を分解して、どこを改善したら収益が上げられるのかなど、商品開発部でも数字を追っています。
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田川
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私は現在商品開発部と設備の検討を行っています。検討を進める中で、商品開発部の方は細かい配合や品質データを駆使して製品設計を行っていてすごいな~と思っています(笑)。
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越智
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私、数字苦手なんですよね。入社してから、「数字がけっこうあるな……」と思い、勉強するようになりました。その甲斐あって、今のところはギリギリ大丈夫だと思っています(笑)。
——では、ニチレイフーズに入社して一番印象に残っているエピソードを教えてください。
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守田
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私はまだ乗り越えていないのですが、現在手がけている商品のリニューアルへの思いが強いです。昨年、多くの時間と労力をかけてその商品をリニューアルしたのですが、価格改定を機に販売個数が落ちてしまい、すごく悔しい思いをしました。今は、販売個数を再び上向きにするために、メイン担当として再度リニューアルに向けて奮闘しています。
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在津
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私の印象に残っているエピソードは、上海が新型コロナウイルス感染拡大の影響でロックダウンになってしまい、一部の商品の供給に影響が出てしまったことです。配属直後の右も左も分からない状態でそのような局面を迎えてしまったので、とても大変だったことを覚えています。その際、営業や物流などの多くの部署と打ち合わせを重ねましたが、初めは相手の求めていることを把握できないままにしてしまうことがあり、その結果対応が遅れることがありました。そこで変わったことは、分からない事を自身で考えすぎるのではなく、相手の言葉を正確に理解するために聞くことの大切さです。事前に目的を一致させることで業務のスピードと正確性が増しました。
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田川
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在津さん、異動して1ヶ月目で「話したいから飲みにいきましょう」って連絡くれたよね(笑)。
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在津
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仕事は楽しいんですけど、異動してすぐに難しい状況に直面してしまったので、話を聞いてほしくて(笑)。
就職活動は自分を知る良い機会
働くうえで大切な対人力
——最後に、就職活動中の学生さんへメッセージをお願いします。
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越智
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私が就活生のときは「自分がワクワクするか」を軸に、食品はもちろん広告や金融などいろいろな業界のインターンに参加していました。最初から業界を絞ってしまうと、実際にちょっと違うなと感じたときに迷いが生じてしまうと思うので、いろんな会社の雰囲気や業務内容を知ることができて良かったです。ニチレイフーズの営業は、やはりお客様とのコミュニケーションが多くなるので、それを楽しめる人が向いていると思います。
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田川
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私も就職活動の際は業界の将来性や企業の成長性を考えながら、食品、医療機器、複合機などのメーカー、商社など、幅広く受けていました。色々な企業に足を運んで魅力的な先輩社員を見つけることが一番だと思います。会社では、どの部署に行っても基本は人と人。入社時点では専門知識がなくても大丈夫なので、色々な方に来ていただきたいです!
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在津
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ニチレイフーズは、入社後に必要な知識やノウハウは教えてもらえますし、営業、開発、生産など、各部署のプロフェッショナルの同期が全国にいるのが心強いです。就職活動って自己分析をする場面が多いと思いますが、わからない時は社会人の先輩と話してみると良いと思います。
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守田
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たしかに自己分析ってあまりすることがないから、ある意味、就職活動は自分を知るとても良い機会だと思います。ニチレイフーズは、コミュニケーション能力の高い先輩が多くて、アットホームな雰囲気です。新人に対しても良い環境が整っているので、安心して飛び込んできてくれたらと思います。
※掲載の仕事内容、所属は取材当時のものです。
CAREER INTERVIEW
ニチレイフーズに入社後、どのようなことを経験し、現在に至るのか。
キャリアを重ねた現在、目指したい未来とは。
それぞれ異なるキャリアを歩んできた社員に、語ってもらいました。
SENIOR INTERVIEW
ニチレイフーズに入社を決めた理由や、働く中で感じるやりがい、失敗から学んだこと。
社会人として日々奮闘している今、学生さんたちに伝えたいメッセージとは。
ニチレイフーズの様々な部署で活躍する先輩社員20人に語ってもらいました。