ブルーベリーを保存するなら冷凍がおすすめです。生の状態では時間とともに風味が失われてしまいますが、冷凍すれば6ヵ月も栄養と美味しさをキープできるんです。正しい冷凍方法と使い方のコツを野菜ソムリエプロの根本早苗先生が解説。生や冷凍したブルーベリーで作るアレンジレシピも紹介します。
【ブルーベリーの冷凍保存】冷凍用保存袋に入れて約6ヵ月保存可能
ブルーベリーの保存は傷んだ実を取り除くこと、水分をしっかりと拭き取ることがポイントです。
1 傷んだ実を取り除き、水洗いする
ブルーベリーのヘタに残っている枝を取る。このとき、傷んでいる実があれば冷凍にはむかないため除いておくこと。流水で優しく水洗いする。
写真左のように全体にブルームがあり、皮がピンと張っているものは冷凍可能。右側のように、皮が破れているものや触ってブヨブヨとしたものは傷みが始まっているので取り除く。また、ブルーム(表面の白い粉状のもの)が取れてしまっているもの、果肉が茶色っぽくなっているものも鮮度が落ちているので冷凍せずに早めに食べきる。
2 キッチンペーパーで水気をしっかりと拭き取る
水気をしっかりと拭き取ると、凍らせてもくっつきにくく取り出しやすい。
3 小分けにして冷凍用保存袋に入れ冷凍庫へ
小分けにして冷凍用保存袋に入れて密閉する。金属製のバットにのせて冷凍庫で急速冷凍(冷凍で約6ヵ月保存可能)。
POINT
温度変化を極力抑えるのが長期保存のコツ。大袋ではなく小袋にし、出し入れによる影響をできるだけ減らすこと。冷凍庫のなかでも、ドアの開閉による温度変化を受けにくい「奥」の方で冷凍するとよい。
解凍方法
使いたい分だけ取り出し、解凍せず凍ったまま調理したりアイスやヨーグルトのトッピングにしたりするのがおすすめ。冷蔵庫で30分程度置くと完全に解凍できるが、生のものと比べて食感がやわらかくなる。
【ブルーベリーの冷蔵保存】野菜室で約1週間保存可能
冷蔵庫で1週間鮮度を保つテクニックをご紹介。購入時のパックを使用するか、保存容器を使い、乾燥を防いで野菜室で約1週間保存可能です。
傷んだ実を取り除き、キッチンペーパーに包んでパックに戻し野菜室へ
傷んだ実はあらかじめ避けておく。購入時のパックにキッチンペーパーを敷き、その上にブルーベリーをのせ、キッチンペーパーで包む。ふたをして野菜室へ(冷蔵で約1週間保存可能)。パックがない場合はふた付きの保存容器で代用できる。
野菜ソムリエおすすめ!ブルーベリーレシピ
先生おすすめのブルーベリーの活用レシピを教えてもらいました。
ブルーベリーのスムージー
ブルーベリーはヨーグルトやバナナと合わせると酸味と甘みが程よいバランスに。朝食やブランチにぴったりのドリンクです。
材料(2人分)
作り方
- 生のブルーベリーは洗い(冷凍の場合はそのまま)、材料をすべてミキサーに入れて撹拌する。
- 全体がなめらかになったら完成。
レンジでできる冷凍ブルーベリーのムース
冷凍ブルーベリーを使って作るブルーベリーのムース。砂糖とゼラチンの代わりにマシュマロを使うのでゼラチンをふやかす手間がなく、レンジ加熱して冷やすだけなので簡単です。
材料(2人分)
作り方
- 材料をすべて耐熱容器に入れ、ラップをして600Wのレンジで2分加熱する。
- ブルーベリーをスプーンで潰しながらよく混ぜ、盛り付け用の容器に入れる。
- 粗熱がとれたら冷蔵庫で約1時間冷やす。
ブルーベリージャム
冷凍ブルーベリーを使ったジャムのレシピはコチラ