SENIOR INTERVIEW
広報の力でブランド価値を向上させる
社内からも頼られる、
縁の下の力持ち
マーケティング部 広報グループ
原山 高輝
- 入社1年目
- 新卒で入社後、関東信越支社の家庭用グループに所属。
北関東エリアの家庭用商品の営業を担当。
- 3年目
- 関東信越支社の新潟支店に異動。
新潟県全域の家庭用営業を担当。
- 6年目
- 経営企画部の広報グループに異動。


メディア対応に謎解きイベント
広報の活躍の場は多種多様
――原山さんは入社6年目に経営企画部 広報グループ(現マーケティング部 広報グループ)に異動になるまで、関東信越支社で営業職をしていたんですよね。
原山:はい。最初の配属は、家庭用グループで主にスーパーマーケット等への商談営業を行っていました。新入社員の頃は、自分には営業という仕事はそこまで向いていないんじゃないかという思いがあったんですが、限られた仕事から徐々に責任を伴う大きな業務も任されるようになって。その後、新潟支店に異動して自分の頑張りが関東信越支社の業績に直結していることが目に見えてわかるようになってからは、モチベーションもアップしていきましたし、営業という仕事への自信がついていきました。
一方で実は入社当時から、いつかは経営企画部の仕事に携わりたいという希望を持っており、キャリア申告でその思いを上司に伝えていました。でもそれが叶うのはマネジャーになってからとか、もう少し先のことだと思っていて。入社6年目で異動することになったときは驚きもありました。
――ニチレイフーズの広報は、どんなお仕事を担当しているのでしょうか?
原山:広報の仕事は会社によって業務内容に違いがあると思いますが、ニチレイフーズの場合、かなり広範囲の業務を担っています。一般的には広報ってメディア対応をしたり、企業活動を社外にPRしたりするというイメージが強いですよね。ニチレイフーズではそれに限らず、簡単に言えば、「他のどの部署にも当てはまらない業務」の多くが広報の仕事、というイメージです。
――任されている業務がかなり多岐にわたるんですね。
原山:そうなんです。たとえば他社では調査やイベントを担うのはマーケティング部門というところが多いかもしれませんが、ニチレイフーズでは広報がそれを行うことも。実際に広報主導で「謎解きイベント」を実施したこともあります。他にも、持続可能な社会の実現に向けて「アップサイクル」に取り組んだり、人事部と一緒になって就活生へ当社の良さをPRしたり。広報がこれだけ幅広い業務を行っていることは、私も営業時代は知りませんでしたし、社内でも気付いていない人がまだまだいるかもしれませんね。今は少人数で行っているため、1人ひとりの業務内容はかなり多岐にわたります。
――営業時代の業務内容とは違いも大きかったのでは?
原山:6年目となる4月から異動することが決まっていましたが、3月には業務の引き継ぎが始まっていて。何もわからないのに突然、SNSのエイプリルフールキャンペーンの仕事を任されたときは驚きました(笑)。最初のうちは、「同じ社内で異動しただけなのに、まるで別の会社に転職したようだ」と周囲に話したこともあったくらいです。
でも営業と広報の仕事が大きく違うのかと言えば、そうではないと思っています。営業が「商品を売る」のに対して、広報はある意味「ブランド価値を売る」仕事だととらえていて。「営業時代の経験は、あまり広報の仕事に直結しないでしょう」と言われることもありますけど、自分では営業経験からの延長線上に今があると感じています。


広報への依頼は決して断らない
どんな課題にも
解決のヒントは必ずある
――広報の仕事のどんなところに、やりがいを感じていますか?
原山:社内の様々な部署やポジションの人と関われるのが、とても面白いですね。社長と一緒にスピーチ内容を検討することもあるのですが、そうやって社長と話をする機会というのはとても貴重です。品質保証やお客様相談センターなど、 営業時代には関わる機会が少なかった部署の人たちとコミュニケーションを取ることもあり、日々、新しい発見や学びに恵まれています。各部署の人たちと一緒にニチレイフーズのブランド価値を向上させていくことは、広報としての重要な役割であると同時に、とても大きなやりがいです。
――社内外での様々なコミュニケーションが求められる中で、原山さんが大切にしていることは?
原山:まず相手を信頼すること。そして基本的に依頼は断らず、迅速・ていねいに対応して、決してゼロ回答をしないようにしています。それが結果として相手からの信頼を得ることにつながると考えているからです。中には無茶なお願いをされることもありますが、私は「知りません」とか「できません」とか言うのが悔しい、負けず嫌いな性格なので(笑)。
――多岐にわたる業務をこなしながら、どうやって全ての依頼に対応しているのですか?
原山:どうにか方法はないかと考えているうちに、それまでの各部署とのコミュニケーションなどがヒントになって、答えや解決策が見つかるものです。そう考えると、一つひとつの仕事というのは別々のもののように見えたり、中には無駄なんじゃないかと感じたりすることがあったとしても、実はつながっているもの。それに最初は変わった依頼だなと思ったとしても、どんなことにも必ず学びになり、自分が得るものはあります。
それにやっぱり頼られるとうれしいですよね。他部署の人から「原山さんが担当じゃないのは知っているんですが、お客様に提出する資料に使えるいいデータはありませんか?」などと聞かれると、精一杯応えたくなるものです。会社のためになることをしたいというのは、どの部署の社員であっても同じ。私を頼れば何とかなると思ってくれている若手社員もいると聞いたときは、やっぱりうれしかったですし、広報をやっていて良かったなと。


マニュアルのない仕事に対して
自分から答えを探しにいけるか
――どういう人がニチレイフーズの広報に向いていると思いますか?
原山:商品、財務、品質保証など、会社の中のあらゆる事柄について幅広い知識が求められる仕事なので、そういう意味ではある程度経験がある人ということになりますね。でも経験も知識も、あとからついてくるもの。最初から何でも知っている人なんていません。
大切なのは知らないことに対して、自分から調べて理解していこうという気持ち。とくにニチレイフーズの広報の仕事は幅広く、その一つひとつにマニュアルが用意されているわけではありません。ある程度参考になるような、基本的なことは教えられたとしても、答えのわからない業務に対しては、自分から答えを探していくしかない。受身で教えてくれるのを待つのではなく、自分から能動的に動いていける人のほうが向いているでしょうね。
――原山さんが今後お仕事でチャレンジしていきたいことは?
原山:ニチレイフーズでは2030年までの長期経営目標に、海外売上高比率30%を掲げています。広報としてその目標達成に貢献するためには、国内だけでなく海外にも目を向けたグローバル広報を展開していかなければなりません。各部署とも連携し、今以上に海外市場を意識した、様々な取り組みにチャレンジしていく必要があると思っています。
個人としては経営企画や国際事業の仕事にいつか携わってみたいですね。そのためには会社のあらゆることを知っている必要があるでしょうから、今の広報での経験が役立つはずです。
――最後に就活生へのアドバイスをお願いします。
原山:目指しているものがあると、人はそこまでの最短ルートを選びたくなるものです。でも今見えているものが、本当に正しい道だとは限らない。今はまだ目に見えていない部分も含めて、ものごとの全体像を視野広く見てみると、違った道があることに気が付くことができるかもしれません。そのためには、「これは自分がやりたいことじゃない」とすぐに決めつけてしまわずに、興味をもってみたり、一度チャレンジしてみてほしいですね。最初から否定してしまうと、結果的に自分の視野をどんどん狭くすることにつながってしまいます。もしかしたら今はそう見えていないだけで、実はどこかで目指しているものにつながっていたり、役立ったりするかもしれませんよ!
※掲載の仕事内容、所属は取材当時のものです。
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