初夏に旬を迎えるさくらんぼは、とてもデリケートで保存が難しいフルーツ。傷ませずに美味しくいただくには、正しく保存しなければいけません。そこで野菜ソムリエプロの根本早苗先生に家庭でできる保存テクニックを教えてもらいました。1ヵ月保存できる冷凍方法もチェック。
さくらんぼ保存の基本
●常温保存が基本
さくらんぼは温度変化に弱いため、収穫から食べるときまでできるだけ温度変化させないようにしましょう。常温で売られていることがほとんどなので、保存の基本は「常温」ですが、冷蔵状態で購入した場合は「冷蔵」しましょう。
●やさしく扱おう!
触る時はそっと、やさしくが鉄則です。
●長期保存したい場合は冷凍しよう!
冷凍すれば、1ヵ月以上美味しさを保つことができます。
【さくらんぼの常温保存】キッチンペーパーで包んで保護。3日間保存可能
1 さくらんぼを保存容器に移す
保存容器にキッチンペーパーを敷き詰め、さくらんぼを洗わずそのまま並べる。みっちり詰め込むと傷みやすくなるので、余裕のある大きさの保存容器を選ぶとよい。
2 キッチンペーパーで包んでふたをする
キッチンペーパーで包み、ふたをする。クーラーの風が直接当たらない場所に置く。3日間保存可能。
さくらんぼは、店頭では常温で販売されていることがほとんどですが、通販や産地直送で購入するとクール便で届くことがあります。
その場合は常温保存と同じようにキッチンペーパーで保護して、すぐに野菜室へ入れましょう。常温と同じく約3日間保存できます。
【さくらんぼの冷凍保存】1ヵ月間保存可能。シャーベットの様な食感に。
1 さくらんぼは水洗いして水気を拭き取る
表面が傷付かないよう、ボウルに張った水にそっとさらすようにして汚れを軽く流す。キッチンペーパーで丁寧に水気を拭き取る。
2 冷凍用保存袋に入れる
冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いて密閉し冷凍庫で保存する。
【解凍方法・食べ方】
約3分間常温に置いて解凍すると、シャーベットのような食感で美味しくいただける。それ以上解凍すると食感が悪くなってしまうのでNG。