Nichirei U.S.A., LLC 山内 大輔 Nichirei U.S.A., LLC 山内 大輔

SENIOR INTERVIEW

バンコクからシアトルへ
海を越える
ニチレイフーズの可能性

Nichirei U.S.A., LLC

山内 大輔

2012
新卒で入社後、九州支社の業務用グループに所属。
業務用問屋やスーパーマーケット、外食チェーンの営業を担当。
2014
九州支社の南九州支店に異動となる。
2018
タイ国のバンコク駐在事務所へ赴任。
初回生産立会、産地情報の取得、工場監査のサポート等を担う。
2020
農産調達部に異動。
中南米地域からの農産加工品の調達を担当。
2021
Nichirei USA.,LLCに赴任。
米国とメキシコからの冷凍野菜の調達を担当。
Nichirei U.S.A., LLC 山内 大輔
Nichirei U.S.A., LLC 山内 大輔

タイ・バンコクから帰国後、
米国・シアトルで調達業務を担当

――山内さんの現在の業務内容を教えてください。

山内:アメリカ合衆国ワシントン州にある、ニチレイフーズのグループ会社「Nichirei U.S.A.,LLC」で、2021年から冷凍野菜の調達業務を担当しています。具体的には、外部の協力工場から、コーンやグリーンピースやポテトなどの商材を仕入れる仕事をしています。日本の生活者の皆様が求める品質・数量を安定供給するために、協力工場と交渉や契約を行うなど、日本との橋渡しのような役割を担っています。それ以前は、タイ・バンコク事務所に勤務し、現地にいらっしゃったお客様のアテンドや現地通訳をしていました。

――通訳までされていたとは、かなりグローバルな経歴ですね。

山内:大学時代にタイ短期留学の経験もあったので、多少英語と現地語ができ、学生時代からグローバルに働きたいという気持ちがありました。入社当時からニチレイフーズの卓越した技術を活かしたおいしい商品を、海外にも広めていきたいと思っていました。

――そもそもなぜ食品業界を希望し、その中でもニチレイフーズに入社したのでしょうか?

山内:現在も体を動かすことが好きなのですが、高校時代まで陸上部長距離に所属していたことで、栄養学にとても興味がありました。就職活動の際も「食品」や「健康」をキーワードにしていました。業界の中でも、ニチレイフーズは海外での事業展開に力を入れていくと明言しており、今後日本の人口が減る中で海外は重要なマーケットとなるというビジョンに共感したことが入社の決め手でした。

――バンコク勤務のあと、短いスパンで米国赴任となりましたが、ニチレイフーズでは海外赴任は連続することが多いのですか?

山内:あまり一般的ではないと思います。2020年にバンコクから帰任し、本社の農産調達部に配属となりましたので、私自身、数年は本社勤務になると思っていました。その後、再赴任の内示を頂いた時は、新型コロナウイルス感染症が大流行していた時期だったので、今、米国赴任を選択するべきか、正直迷いました。しかし、「これを逃すと次の米国赴任は5〜10年後になるかもしれない。このチャンスを逃さずに挑戦してほしい」と背中を押され、渡米を決心しました。

Nichirei U.S.A., LLC 山内 大輔
Nichirei U.S.A., LLC 山内 大輔

米国で体感した、
アジアの冷凍食品の可能性

――実際に米国で働いてみて、いかがですか?

山内:米国で働いてみて、アジアの冷凍食品には可能性があると感じています。米国の人口は、日本と比較し約3倍の3.3億人です。今後の人口増加率も高く、とくにアジア系やヒスパニック系が急増しています。私の仕事は「調達」ですが、アジアの冷凍食品の可能性をニチレイフーズでかたちにするために、様々な調査も行っています。たとえば、北米冷凍野菜供給業者の動向把握、冷凍野菜市場調査や競合調査です。

――単に調達を担うのではなく、市場全体を把握することが大切なのですね。

山内:お客様への農産品の安定供給に向けて、調達先開拓、工場設備と農場確認、物流輸送網確認、価格数量交渉、契約、生産、港からの出船等、主に川上業務がメインとなります。とくに近年は、気候変動リスク、人手不足等による生産リスク、国際物流リスクがあり、これらのリスクに対して打ち手を迅速に検討するように心掛けています。

――業務が非常に多岐に渡りますが、ニチレイフーズの社員は全員幅広い能力が求められるのですか?

山内:配属された部署と希望によって異なると思います。本社は分業化が進んでおり、一人ひとりが専門知識を活かした仕事をしています。一方、海外での業務になると、一人当たりの役割が多くなる傾向があります。そういう意味では、何らかの専門性も持ったうえで、ジェネラルに仕事ができるほうが役に立つ傾向があります。

――海外で様々な業務をされていますが、これまでのキャリアの中で「ニチレイフーズに入って良かった!」と思ったことを教えてください。

山内:タイや米国では、生産工場は、郊外や農村部に工場と農場がある場合が多く、車や飛行機で約4〜5時間かけて向かいます。広大な畑の収穫前のおいしそうな作物を見ると心が踊り、入社して良かったと改めて感じます。新しい工場や畑に行き、新しい人たちと出会うたびにワクワクしています。

――現地での同僚や取引先も含め、海外で働くうえでコミュニケーションに関して意識していることはありますか?

山内:米国は、多様性(ダイバーシティ)の高い国です。様々な価値観、人種の方々とのコミュニケーション能力が求められます。相手企業の経営層や上層部と商談する機会があるため、日本人として「目配り、気配り、心配り」の精神で、相手と打ち解けようと心掛けています。最低限の語学力は必要ですが、それ以上に、その国の価値観を受け入れる力や常にメンタルを高い水準で業務を遂行できる環境適応力が必要になると思います。

米国赴任後は、現地の新聞や業界紙、テレビニュースなどを通して、英語と触れる機会を意識的に増やしました。世界的な天候変動や、国際物流、国際経済の情報を仕入れることで現場での判断も変わりますし、コミュニケーションの土台にもなると感じます。

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真のグローバル人材を目指す
海外赴任で求められる力とは

――それぞれの国でコミュニケーションにおいて意識するポイントも変わってきそうですね。

山内:タイは日本と同じアジアであることもあり双方の価値観が近いですが、米国は白黒はっきりつけ、より合理的な傾向があります。
日本人同士であれば曖昧な表現で伝わることも、国が変われば間違って解釈される可能性があるので、商談内容はその都度、ホワイトボードやパワーポイントなどで文章として記録に残し、事後メールを送り、双方の認識を合わせるようにしています。

――かなりきめ細かくケアされていると思うのですが、最初からある程度の英語力がないと海外部署には配属にならないのでしょうか?

山内:英語力よりも、ニチレイフーズの強みを把握し、商品をよく理解し、それを海外で広めていく強い意志のある人が海外に行く傾向があるかもしれません。実際に働いてみて、北米で活躍するには、米国人スタッフ以上に知識やスキルを磨かなければならないと感じます。
私も、北米冷凍野菜の産地、生産、物流、販売までの流れを把握し、互いに利益成長できる関係を継続する「真のグローバル人材」になりたいと思っています。

――山内さんがニチレイフーズで今後チャレンジしたいことを教えてください。

山内:自社のグローバル化の推進です。主に3つあります。
1つ目は、良質でおいしく健康的な商品の持続可能な調達推進です。ニチレイフーズの国内工場原料含めて、海外からの輸入品コストは年々上昇しています。既存及び新規サプライヤーの商品の安定供給は、今後も引き続きチャレンジしていきたいと思っています。
2つ目は、米国現地での内販事業です。ニチレイフーズの強みである冷凍加工技術を活かした加工食品を、現地のマーケット向けた販売にチャレンジしたいと思っています。カテゴリとしては、冷凍野菜に限らず、米飯、チキン、中華、スナック等を対象としていきたいです。
現在は、調達担当ですが、マーケットの近くいる機会を活用し、川下となる米国マーケットの知識を今後も磨きたいと思っています。
3つ目は、海外に自社生産工場を保有し、現地での販売ルートを開拓することです。今の業務は、他社である外部の協力工場からの調達がメインですが、今後は魅力ある生産サプライヤーに投資する川上戦略が企業成長に必要だと思います。米国や東南アジアを軸とした海外事業展開にチャレンジしたいと思います。

――最後に、就活生にメッセージをお願いします。

山内:就職活動は、自分の強みや弱みを見つめなおし、様々な会社や事業体を通して社会全体を把握できる楽しいものだと思います。まずは、自分のやりたいこと、興味のあること、出来ることの3軸と、興味がある会社の企業理念や中期ビジョンを照らし合わせてみると良いと思います。
私は、就職活動のときに、5年単位でライフプランをつくりました。
今も、35歳、40歳、50歳、60歳の自分に向けて、ときに後退しながら一歩一歩進んでいます。
キャリアの方向性を決めるのにオススメの方法です。ぜひ、就職活動を楽しんでください。

※掲載の仕事内容、所属は取材当時のものです。

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ニチレイフーズはチームワークあふれる
社会を作る仲間を募集しています。

CAREER INTERVIEW

ニチレイフーズに入社後、どのようなことを経験し、現在に至るのか。
キャリアを重ねた現在、目指したい未来とは。
それぞれ異なるキャリアを歩んできた社員に、語ってもらいました。