完璧でなくても
チャレンジする姿勢で。
マネージャーになって見えた
新たな景色
広報部 広報グループ
笹嶺 舞依子
- 入社1年目
- 新卒で入社し、営業部門で業務用商品の営業を担当。
- 8年目
- 研究開発部にて、企画管理・マーケティングを経験。
- 9年目
- 物流部門に異動となる。
- 10年目
- 第1子を妊娠。産休・育休を取得。
- 13年目
- 第2子を妊娠。産休・育休を取得。
- 19年目
- 物流部門にてマネージャーに昇進。
- 21年目
- 広報部にて、企業ブランディングに携わる。


成果を「プラス」にすることに
集中する
仕事と子育ての両立で
変化した意識
――入社後、営業部門、物流部門を経て、現在は広報部でマネージャーを務めている笹嶺さん。これまでどんなお仕事を経験してきましたか?
笹嶺:入社後は、外食レストランを中心に、お客様へ冷凍食品を活用したメニューを提案する業務用営業部門に7年間所属していました。商品がお客様の役に立ち、最後に食べてくれる人が笑顔になることにやりがいを感じていたのですが、もっといろんな仕事をして違う視点を取り入れたいという気持ちも芽生えてきて。そんな時にちょうど物流部門に異動になりました。
――営業部門での経験はどのように活きましたか?
笹嶺:営業部門で得た知見や社内のネットワークを活かすことができました。物流部門って倉庫から物流センターや納品先間で商品を動かすことの繰り返しだと思われがち。でも、全くそんなことはなくて、営業部門とのコミュニケーションがとても大切なんです。商談の情報を事前にキャッチすることで、リスクヘッジをしながら先に動くこともできる。営業部門を経てきたからこそ、営業部門と物流部門の架け橋になることが自身のミッションだと感じ、物流部門のプロフェッショナルを目指して仕事をしていました。
――物流部門に在籍中にお子さんを2人出産した笹嶺さんですが、どのような制度を利用しましたか?
笹嶺:産休はフルで利用し、それぞれ1年弱育休を取りました。あとは子どもが小学4年生までは2時間半の時短勤務ができるので、私は下の子が小学2年生まで時短勤務を使いました。産休・育休をしっかり取りましたが、復帰時にはポジションもちゃんと残っていましたし、当時は子どもを産んで働いている人がほとんどいなかったにもかかわらず周囲がとても理解を示してくれました。直属の男性上司が育児に関する理解の深い方で、子育てに対する考え方に共感してくれ、復帰の大変さをすごく理解してくれたことがとても大きかったです。
――産休・育休を取ることや、復帰に不安はありましたか?
笹嶺:多くの女性と同じように、産休・育休で仕事を休むことが申し訳ないと思いましたし、復帰後も子育てと仕事を両立できるか不安でした。だからこそ、とにかく周囲に迷惑をかけないようにという「プラスマイナス0」の考え方ではなく、どうしたら申し訳ないと感じないようになるのかと考えて、短時間でどれだけ成果を「プラス」にできるかに集中したんです。
とにかく育児と仕事のバランスをとるには時間がたりない。電車の通勤時間ももったいないと思い、2019年に部門で初めてテレワークをスタートさせました。テレワークの実現により業務を効率化したことで、「申し訳ない」から一歩脱却できました。それがマインドチェンジのきっかけになり、もう少し何かできるかもしれないとも思えるようになって。そんな時に、上司が「マネージャー試験を受けてみたら?」と背中を押してくれたんです。




部署や会社全体、
社会をより良くしたい
マネージャーになって見えた景色
――その後、物流部門のマネージャーを3年間務めました。マネージャーになってどんな変化がありましたか?
笹嶺:自分自身に変化は感じませんが、見える景色は少し変わりましたね。社員として育ててもらい、子育てをサポートしてくれた上司や周囲の社員がいたからこそ、今の自分がある。自分が関わってきた方達からしてもらったことを考えると、今度は自分のためだけでなく、部署や会社全体がもっとよくなるように、できたら社会貢献というか、世の中にもっと役立てるような仕事ができないかという一段高い視座で業務を見直すようになりました。
例えば、物流部門ではFAXや紙の資料をファイリングしておくといった業務が数多く残っていたので、部署全体がテレワークなどでフレキシブルに業務を遂行できるように、FAXや紙の資料をデジタル化するなどの業務改善をしていきました。
――そして、入社20年目にして広報部に異動に。
笹嶺:この異動には最初は驚きました。広報の知識に関して当時はおそらく新入社員以下で、『広報とは』みたいな本を読むところからのスタート(笑)。また、マネージャーだからといって肩肘を張っていたら、自分もパンクするし、周りの協力も得られない。分からないことは分からないと正直に伝え、後輩にもいろんなことを教えてもらいながら目の前に来た課題をひとつひとつ一生懸命こなしました。
今振り返っても大変でしたが、1年やってみるとできることが増え、次は自分なりに業務をどう調整していくか考える余裕も生まれて。広報の仕事は本当に多岐にわたるので、専門的な業務は外部パートナーさんと協業しながら調整し、テレワークや社内の制度も活用し、ライフワークバランスを整えていける環境があると感じています。
――笹嶺さんが思う、広報部での仕事のやりがいとは?
笹嶺:広報部では、メディア対応を中心に、商品情報・企業活動をWEBサイト、SNS、リリースなど様々な手段で社外に発信しています。イベント運営や採用活動のサポートなど、ニチレイフーズを好きになってもらえるようなコミュニケーション活動全般が広報の仕事。一つの活動がすぐに目に見える成果になるわけではないですが、自分が出すニュースで企業のブランドイメージアップに貢献できたり、仕事の積み重ねで多くの人にニチレイフーズを好きになってもらえたり、とてもやりがいがありますね。


「完璧じゃなくてもまずはチャレンジ」
働き方もキャリアも自分次第
――テレワークを推進されたり、子育てをしながらマネージャーになったりと、様々な挑戦を続けてきた笹嶺さんが、キャリアを築くために大切だと思うことは?
笹嶺:次に進むことのハードルを自分で上げないことです。新しいことに挑戦する時って、すでにその分野で仕事を立派にこなす人を見て「ここまでやれなきゃいけないのなら、自分にはできない」って思いがちじゃないですか。でも、先読みしすぎて不安になるより、状況に応じて柔軟にやっていく力をつけることができると成長が早いと思うんです。
特に子育てをしていると、仕事も子育ても完璧に両立しなきゃと考えてしまうと思いますが、部屋にほこりがたまっていても命までは取られません(笑)。私が子育てに重きを置いたり、マネージャーになってからは仕事に重きを置いたり、自分が思うようなバランスで働けるのは、会社が一人ひとりのライフスタイルに寄り添ってくれているから。ニチレイフーズには、完璧じゃなくても応援しようという土壌がありますし、「チャレンジしていいんだよ、チャレンジしていこうよ」っていう思いはみんなあると感じます。だから、本人のマインド次第で様々なキャリアパスが描けると思いますよ。
――今後の目標は?
笹嶺:営業と物流を経てきた経験の幅や知識、人脈を活かした広報のスペシャリストになりたいです。広報部としては、各部署で社内外に発信したい情報があった際にすぐに声がかかるような存在であり、さらにはもっと自然と情報が集まってくるような存在になれたらいいなと思います。情報を集めて発信していくためには、会社のいろんな部署の方達の協力が不可欠です。そのためには、自分たちが常に積極的に周囲と良好な関係を築いていくことがとても大切だと思います。ですので、広報部のメンバー全員が、積極的に周りを助けていくこと、頼られたら全力で何かを返す「プラス」の存在であるということを心がけています。
あとは、支え合える組織風土の育成に貢献したいです。社内制度は整っていますが、制度を整えるだけでは何も変わりません。一人ひとりが受け身でなく、能動的に働き方を考えて制度を活用していくことが大事ですし、誰がどう困っていてどんなサポートが必要なのかを温かい対話で見出していきたいです。
※掲載の仕事内容、所属は取材当時のものです。
SCHEDULE
とある1日のスケジュール
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- 09:00
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出社 メール・資料確認
作業日はテレワークにする場合も
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- 10:00
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ミーティング、打ち合わせ準備(社内外)
外部パートナーとの連携も綿密に
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- 12:00
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ランチ
上司とランチミーティングすることも
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- 13:00
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作業、リリース発表
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- 14:00
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取材・撮影対応
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- 16:00
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作業、ミーティング(社内外)
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- 17:30
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退社
子どもの習い事の送迎など都合によって早めに上がる日も
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